つみたてNISA

初めての投資・資産運用はつみたてNISAがオススメ!長期で運用すれば資産が増える可能性あり

皆さん、投資と聞いて何が思い浮かびますか?

株?投資信託?FX?

中には「大損しそう」「怖い」「お金持ちがやるもの」「ギャンブル」といったマイナスのイメージを持っている方もいらっしゃるかもしれません。

もちろん中には、株を買って大損した方も、逆にかなり利益を得た方などいるかと思います。

この記事ではそういったギャンブルのような投資ではなく、初めて投資に興味を持ったけれど、何から始めたらいいのか、何が良いのかわからない、という初心者にオススメのつみたてNISA口座を使った投資信託の積立投資について紹介したいと思います。

投資信託とは?

まず、投資信託って何?という方のために説明します。

投資信託(ファンド)とは、投資家の皆さんから集めたお金を一つの大きな箱に入れ、運用の専門家が(ファンドマネージャーと言います)株式や債券などに投資・運用し、運用の成果として生まれた利益を投資家の皆さんに還元する金融商品です。

つまり、最初から複数の銘柄に分散投資しているパッケージ商品ですね。

さらに、大きく分けてアクティブファンドとインデックスファンドがあります。アクティブは指数(ベンチマーク)を上回ることを目標に、インデックスは指数(ベンチマーク)に連動した結果を目指すよう設計された投資信託です。

投資信託とは?(楽天証券HPより)

アクティブファンドとインデックスファンドの違いは?(三井住友DS投信直販ネットHPより)

投資信託(ファンド)は非常に多くありますので、その中から自分が投資したい投資信託(ファンド)を選んで投資します。

投資信託の投資先(ファンドの種類)はいろいろあり、例えばファンドAは先進国株式に、ファンドBは日本の株式に、ファンドCは新興国株式に投資する、という形です。

例えば、「自分は日本を応援したいから、日本の会社に投資したい」と思えばファンドBに、「いや、今後は新興国が伸びそうだからファンドCに投資しよう」と思えばファンドCに投資する、そのようなイメージです。

投資信託の分配金を再投資、または分配金のない投資信託なら、福利で資産が増えていくので、資産運用にはより効果的です。

福利って何?という方や、何を選んだらいいのかわからない方も多いと思いますので、↓詳しくはこちらで解説しています。

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初心者にオススメの投資は、投資信託を積立投資する

そんな投資信託(ファンド)をオススメする理由がいくつかあります。

まず、投資信託を始めるのに大金はいりません。
少額から始められます。(楽天証券などのネット証券では100円から購入できます)

次に分散投資の効果があります。

株は1つの銘柄に投資した場合、倒産や株価が値下がりするとその影響を受けて大きな損失になってしまう可能性がありますが、投資信託は複数の銘柄に分散投資しているため、個別株に比べると大損する可能性は低く、リスクを軽減することができます。

また、運用の専門家であるファンドマネージャーが、各ファンドの運用方針に従って運用してくれるため、皆さんは基本はファンドを選ぶだけですので、初心者でも安心です。

しかし、分散されている投資信託といえど「投資」のため、元本割れのリスクはあります。

元本割れと聞くと「投資はやっぱり怖い」「損する可能性もあるの?」と心配になる方もいるかと思います。

確かに投資信託は元本保証の商品ではありませんが、そこでオススメしたい投資方法は、積立投資と呼ばれる方法で投資信託を買い付けていくパターン。

積立投資とは、自分で決めた金額で毎月一定額を決まった日に買っていく方法です。

投資信託は投資商品ですので、基準価格(投資信託の値段)は日々変動しますが、積立投資であれば、基準価格が下がった時にはたくさん買う、逆に上がった時には少なく買う、という方法を自動的にできますので、購入単価を平均化するドルコスト平均法の効果が得られます。

例:毎月3万円4ヶ月間積立投資した場合 基準価格が1ヶ月目10,000円 2ヶ月目6,000円 3ヶ月目5,000円 4ヶ月目15,000円と仮定 → 1ヶ月目は3口 2ヶ月目は5口 3ヶ月目は6口 4ヶ月目は2口 買えたことになり、4ヶ月で合計16口(月平均は4口)購入できたことになります。

ちなみに投資信託で得た利益には20.315%の税金がかかります。(運用によって得た利益を投資家に還元する普通分配金や、投資信託を売って得た利益の譲渡益があります)

※所得税15%+復興特別所得税0.315%+住民税5%=合計20.315%

例えば、10万円分の投資信託を購入し、12万円に値上がりして売却した場合、利益の20,000円に対して20.315%の税金がかかってしまうため、手元に残るのは約16,000円程ということになります。

できればこの税金は払いたくないですよね。

そこでオススメなのが、つみたてNISAです。
年間40万円までなら非課税で利用できるつみたてNISAの制度について詳しく説明したいと思います。

つみたてNISAとは?

2018年1月よりスタートした制度で、つみたてNISA口座で投資した年間40万円までの投資から得た利益については非課税になります。

投資期間は最長20年間で、対象商品は、長期の積立や分散投資に適した一定の投資信託等です。

つみたてNISAとは(金融庁HPより)

年間40万円を1ヶ月で割ると約33,333円になりますが、上限まで積立をしなくても大丈夫です。

5,000円でも10,000円でもご自身にあった金額で投資ができますので、自分なら毎月このくらいなら出せるという金額を設定しましょう!

一度積立の設定をすれば後は毎月自動で設定した金額の投資信託を買い付けていきますので、何もしなくても構いません。

ちなみにつみたてNISAの口座は各銀行や証券会社で開設でき、1人1口座までとなっているため、できれば商品が豊富でサービスも充実している金融機関を選びたいものです。

当ブログでは、取引手数料も安く、商品も充実しており、ネットで完結できるネット証券をオススメします。

ネット証券の中でも楽天カードや楽天銀行と連携すると、カード積立額の1%のポイント付与のサービスや、楽天銀行口座の普通預金の金利が大幅にアップするマネーブリッジなど、メリットが多い楽天証券が特にオススメです。

↓オススメな理由は別記事でアップしていますので、良ければ参考にしてみてください。

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つみたてNISAを使って積立投資をするデメリット

非課税で積立投資ができ資産形成ができる、お得な制度ですが、デメリットについても解説していきたいと思います。

先程も少し触れましたが、投資信託を買い付けていくため、元本保証ではなく価格変動リスクがあるということ。

儲かる可能性もありますが、場合によっては損をする可能性もあります。(ただし、損失を確定しなければまだ損をしたことになりません)

といっても、先進国株式やアメリカのダウに連動したインデックスファンド等への投資を行っていれば、いずれ回復する可能性が高くなります。

何故なら、アメリカを含む先進国の経済は右肩上がりで成長しており、短期的に見れば低迷する時期があっても、長期的に見れば経済は成長していくからです。(日本を除く)

次に選べる金融商品が限定される点です。

つみたてNISAで購入できるのは金融庁の厳しい条件をクリアした投資信託やETFに限られているため、例えば個別株に投資したくても、つみたてNISAではできません。

個別の株式に利益を非課税で投資をしたい場合は、一般のNISAを使うことになります。(つみたてNISAと一般NISAは同時開設できません。どちらか1つのみです)

さらに、投資信託を管理や運用してもらう管理費用(信託報酬)が、年率0.15%~2.5%程度、信託財産留保額(投資信託の解約時にかかる手数料)が解約代金に対して0.0~2.0%程度かかります。

また、万が一損をした時に他の運用益と相殺したりする、損益通算や、年を跨いで繰り越す繰越控除はできません。(つみたてNISAではない通常の投資なら可)

といっても、つみたてNISAは長期で運用することが基本のため、ファンドの売却をしなければ利益や損失を確定したことになりませんので、短期ではあまり気にする必要ないでしょう。

ファンド選びで失敗しなければ、10年以上の長期で運用していれば損をする可能性は低く、儲かる可能性の方が高くなります。

今回は、つみたてNISAを使って積立投資で投資信託を買い付けていく方法について紹介しました。

ちなみに管理人のマッピーも2018年春頃から、楽天証券のつみたてNISAで毎月33,333円の積立投資をしており、2021年3月19日現在で評価損益は20%以上増えています。

長期分散で積立投資を行っていけば資産が増える可能性は非常に高くなりますよ。

興味を持った方は是非ご自身でもいろいろと調べてみてくださいね。それでは。

つみたてNISA以外にも、一般NISA制度もあります。こちらは毎年最大120万円を上限とし、非課税期間は5年間までです。つみたてNISAと違い株式の購入も対象ですが、非課税期間も長く、厳選された投資信託の積立投資を行うつみたてNISAの方が初心者にはオススメです。

また、2024年に新NISA制度がスタートします。1階建てと2階建ての2段階に別れており、1階部分は積立投資必須で、2階部分は株式などに投資可能というもの。詳しくは後日アップ予定です。

今回のまとめ

・投資信託は、投資家から集めたお金を1つの箱に入れ、ファンドマネージャーが日本や世界の株や債券などで運用する

・投資信託は元本保証ではないが、運用はプロに任せられ、また、複数の銘柄に分散投資しているため大損するリスクは個別株などに比べると低い

・積立投資ならドルコスト平均法で購入単価を平均化でき、さらにリスクを抑えられる

・投資信託で得た利益には20.315%の税金がかかるが、つみたてNISAを使えば税金はかからない(年40万円まで)

・つみたてNISA口座は1人1口座まで、商品豊富でサービス充実しているネット証券がオススメ

・長期分散で積立投資を行えば損する可能性は低く、資産が増える可能性が高い