投資・資産運用

福利の凄さを知ろう!年利10%なら7年で資産は2倍に!単利との違い

このブログでは、クレジットカードのリボ払いやキャッシングは利用してはいけないこと、投資・資産運用では、福利で運用すると資産運用には効率的だということをお伝えしました。

福利は利息が利息を生むため、味方にすれば頼もしい存在ですが、敵に回すと大変恐ろしい存在になります。

そこで今回は、福利って何?という方のために記事にしてみました。

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福利とは、利息がまた利息を生むこと!単利との違い

福利とは、最初の元本+元本についた利息も含めて新たに利息が付くこと。

単利とは、最初の元本のみに利息がつくものです。

例えば、元本が100万円あり、インデックスファンドに投資をして、平均的な利回りである年利が5%だったとします。

投資信託は元本保証ではなく、プラスになる年もあればマイナスになることもありますが、ここではわかりやすいように毎年年利5%であると仮定しています。

単利の場合は、1年後に105万円、2年後に110万円、3年後に115万円、と5万円づつ増えていきますね。(元本100万円に毎年5%利息がつく)
これは誰でもイメージがつくと思います。

次は福利についてです。

福利は元本だけでなく、利息にも利息が付くので、1年後は同じ105万円ですが、2年後は元本100万円に対して利息がつくのではなく、利息で増えた5万円も含めた105万円に対して利息が付くので110万2,500円になります。

次に3年後についても、110万2,500円に対して利息が付くので115万7,625円になります。

↓100万円を年利5%で運用した場合のシミュレーションを参考程度に貼っておきます。

単利 福利 差額
1年後 1,050,000 1,050,000 0
2年後 1,100,000 1,102,500 2,500
5年後 1,250,000 1,276,282 26,282
10年後 1,500,000 1,628,895 128,895
20年後 2,000,000 2,653,298 653,298

表を見てもらえるとわかると思いますが、付いた利息にまた利息が付くので、投資期間が長くなるほど爆発的に増えていきます。

なんと、20年後には60万円以上もの差が出ました。
これは、投資・資産運用で効率的にお金を増やしていく上では大きなメリットです。

ちなみに年利10%の福利なら、7年で資産は2倍になります。

72の法則というものがあり、この計算式に当てはめるとお金が2倍になる期間がわかります。

72÷金利=元金が2倍になるまでの期間

例1:年利10%を福利で運用した場合 → 72÷10=7.2年 約7年強で元金が2倍になる

例2:年利5%を福利で運用した場合 → 72÷5=14.4年 約14年半で元金が2倍になる

金利を敵に回すと恐ろしい、年利15%なら20年で単利と福利の差は4倍以上に!

逆にローン、クレジットカードのリボやキャッシングなど、金利を取られる側になった場合も見てみましょう。

上記の表では年利5%でシミュレーションしてみましたが、クレジットカードのリボやキャッシングは年利15〜18%ほど取られます。

例えば、100万円を年利15%で借りた場合、シミュレーションをしてみると↓下記のような結果になります。

単利 福利 差額
1年後 1,150,000 1,150,000 0
2年後 1,300,000 1,322,500 22,500
5年後 1,750,000 2,011,357 261,357
10年後 2,500,000 4,045,558 1,545,558
20年後 4,000,000 16,366,537 12,366,537

最初の1、2年はそこまで大きな差はありませんが、時間が経つにつれ差が大きくなり、20年後には単利と福利では4倍以上にも広がり、なんと1,200万円もの差が出てしまいました!

実際は20年もの間、無返済ということはないでしょうが、もし仮に放っておいたとすると、ここまで大きな差になってしまうわけです。

リボやキャッシングを利用するなと言っているのはまさにこのことで、お金の奴隷となり、利息を支払うだけの人生になってしまいますので、絶対に利用しないようにしましょう。

もし利用してしまった場合は、繰上げ返済などで早めに片付けることをオススメします。

どんな投資・資産運用でも確実に年利15%を叩き出す金融商品はまずありませんので、先に返済することがお金の奴隷から抜け出すための第一歩ですね。

以上、今回は福利のことについてお伝えしました。

それでは。

今回のまとめ

・福利とは、元本だけでなく、元本についた利息も含めて新たに利息が付くこと

・単利とは、最初の元金のみに利息がつくこと

・福利は時間が経つほど差が大きくなっていくため、味方にすると頼もしいが、敵に回すと大変恐ろしい存在