キャッシュレス決済

Kyashが改悪!おすすめの乗り換え先と賢い使い道を解説。ポイント3重取りも

こんにちは、マッピーです。

「Kyashが改悪されたと聞いたけど、このまま使い続けても良いものなのか」
「Kyashに代わる、ポイント多重取りできるおすすめの乗り換え先を知りたい」

Kyashの改悪は大変残念なニュースで、このように今後の対策について悩んでいる方はとても多いのではないでしょうか?

筆者も以前はKyashを愛用してポイント2重取りをしていたので、気持ちは凄く良くわかります。

Kyashは改悪されてしまったものの、実はポイント多重取りできる方法はいくつもあります。

それは、ポイント2重取り3重取りできる新しいプリペイドカードに乗り換えることです。

Kyashと同じくポイントが2重取りできるプリペイドカードを使えば、還元率1.5%以上は簡単に狙えるようになります。

そこで本記事では、ポイント2重取り3重取りをしてお得に利用できるカードだけでなく、今まで利用していたKyashの有効な利用方法も合わせて解説しています。

実際に筆者が利用して、「これはお得」と感じたものだけを厳選して紹介しているので、Kyashのようにポイント2重取りしてお得に使いたい、Kyashをまだまだ使いたいという方はぜひ最後までご覧ください。

Kyashカードの主な改悪内容

Kyashは、2018年6月にリアルカードを発行し、決済額の2%ものキャッシュバックがある、大変魅力的なサービスで多くのユーザーを集めて大きな話題となりました。

そして、2%キャッシュバックに加えクレジットカードと紐付けできることで、ポイント2重取り3%還元以上を狙える大変魅力的なカードでした。

しかし、当初は大振る舞いをしていたものの時の経過とともに徐々に改悪され、現在は0.2%還元と当初の10分の1まで減少。

さらに月のポイント還元の上限は100ポイントまでと制限され、当初は無料であった発行手数料も現在は有料化されています。

主な改悪の歴史は下記の通りです。

【Kyashの主な改悪内容】

  • 2019年10月01日より ⇨ 還元率2%から1%へ改悪
  • 2020年02月頃より  ⇨ 発行手数料900円(Kyash Card Liteは300円)必要
  • 2021年02月10日より ⇨ 還元率1%から0.2%へ改悪(Kyashバリュー利用分)

このようにクレジットカードを紐付けし、2重取りでポイントを獲得していたユーザーにとっては、ほぼ利用価値のないサービスとなってしまいました。

改悪から2年程経った2023年2月現在でも、0.2%と低い還元率のままで大きな変更はありません。

おすすめの乗り換え先

そんなKyashに代わる新たな乗り換え先として、クレジットカードを紐付し、ポイントを2重取り3重取りできるおすすめのプリペイドカード(リアルカード・バーチャルカード)を紹介していきます。

リアルカード編

実物カードのあるリアルカード編では、ポイント2重取りでき、かつ1.5%還元を実現できるおすすめのプリペイドカードを紹介します。

①au PAYプリペイドカード

au PAYプリペイドカードは、チャージしたau PAY残高をMastercard加盟店で利用できるプリペイドカードです。

200円の利用につき1ポイント(0.5%)のPontaポイントが付きます。

チャージ方法は、セブン銀行やローソン銀行ATM、auじぶん銀行、クレジットカードなどから選択でき、クレジットカードからチャージすればポイント2重取りも可能

例えば1%還元のクレジットカードを使えば、1.5%還元を実現できます。

チャージに使えるクレジットカードは、VISAとJCBは一部のブランドに限られますが、Mastercardとアメリカン・エキスプレスは全てのカードからチャージ可能です。

※一部ポイント付与対象外カードもあります。

au PAYプリペイドカードは全国のMastercard加盟店で利用できるだけでなく、au PAYのSuicaチャージでポイントが付与されたり、3Dセキュアにも対応しているので使い勝手は抜群です。

◎ポイント付与対象のカード ⇨ AmazonMastercard・エポスカード・PayPayカード・dカードなど

×ポイント付与対象外カード ⇨ au PAYカード・楽天カード・リクルートカード・Tカードprimeなど

【ここが◎】

  • 年会費・発行手数料・チャージ手数料全て無料
  • 審査なしで気軽に持てる
  • 3Dセキュア対応でネットでの買い物も安心
  • 貯まったPontaポイントは、買い物やau PAY残高チャージ・auカブコム証券で投資信託の買付ができる
  • au PAYのSuicaへチャージができ、ポイントも付与される

【ここが×】

  • au携帯を持っていない場合、auID取得とauじぶん銀行の口座開設が必要
  • チャージは最低3,000円〜と単位が大きい
  • ポイントは200円単位で付与のため、端数は切り捨て(1利用ごと)
  • VISAとJCBはチャージできるクレカが限られる
  • ICチップが付いていない(2024年4月よりICチップ付きの新カードが登場予定)
au PAYを使っている方は特におすすめニャ

②ANA JCBプリペイドカード

ANA JCBプリペイドカードは、ANAとJCBが提携して発行している全国のJCB加盟店で利用できるプリペイドカードです。

200円で1円分の残高(キャッシュバックコース)、または1,000円で5マイル(マイルコース)貯まります。

チャージ方法は、コンビニ店頭、銀行口座、クレジットカードなどから選択でき、クレジットカードでチャージならポイント2重取りが実現

仮に1%還元のクレジットカードなら1.5%の高還元率になります。

チャージできるクレジットカードはJCBブランドのみとなり、その中でもポイント付与対象外のカードもあるため確認しておきましょう。

ANA JCBプリペイドカードは、AndroidユーザーならGoogle Payに登録してQUICPayとしての利用もでき、3Dセキュアにも対応しているため、使い道は豊富です。

◎ポイント付与対象のカード ⇨ マネックスカード・PayPayカード(JCB)など

×ポイント付与対象外カード ⇨ JCB発行のクレジットカード(JCB W等)など

【ここが◎】

  • 年会費・チャージ手数料無料
  • 審査なしで気軽に持てる
  • 3Dセキュア対応でネットでの買い物も安心
  • AndroidならGoogle Payに対応(QUICPayとしても利用可能)
  • 残高やマイル付与は月単位の利用で集計されるため無駄が少ない
  • たくさんチャージするとボーナスキャッシュバック(半年で12万円以上180円、またはマイル、24万円以上で360円、またはマイル)

【ここが×】

  • 利用開始手数料550円かかる(2023年3月31日までキャンペーン中で無料)
  • チャージに使えるクレカはJCBブランドのみ
  • ICチップが付いていない

バーチャルカード編

リアルカードはないけれど、クレジットカードを紐付ければ高還元率になる、おすすめのバーチャルプリペイドカードを紹介します。

①TOYOTA Wallet(トヨタウォレット)

※TOYOTA Walletの1%還元は、2024/3/31を持って終了します。2024/4/1以降はこの方法でポイントは付きません。

トヨタウォレットは、トヨタが出しているキャッシュレス決済用のアプリです。

トヨタの車に関係なく、誰でも利用できます。

クレジットカードからチャージでき、チャージした残高は電子マネーiD・ネットでのMastercard加盟店・Mastercardコンタクトレス(iPhoneのみ)などで使えます。

また利用時には1%のキャッシュバックが後日付与されるキャンペーンを当面の間実施中です。

クレジットカードからチャージしてポイント2重取り(1.5〜2.2%)という高還元率も可能。

リアルカードがないのは欠点ですが、モバイルSuicaへのチャージでもキャッシュバックされるため、電車やお店など、幅広く使えるのが特長です。

また、トヨタウォレットはチャージでポイント付与対象外のクレジットカードは少なめなのも魅力です。

【ここが◎】

  • 年会費や発行手数料は無料で、誰でも使える
  • ポイント還元率は1%と高い
  • ネットのMastercard加盟店・iDで使える
  • モバイルSuicaチャージでもポイント付与

【ここが×】

  • リアルカードがない
  • 1%キャッシュバックとチャージ手数料無料はキャンペーンのため、いつ終了するかわからない
  • 1回のチャージ上限は5万円まで(残高を5万円以上にするのは不可)
  • JCBブランドのクレカチャージ不可(トヨタファイナンス発行クレカは除く)
クレカと紐付けできて1%のキャッシュバックは魅力的ニャ

②MIXI M+エポスゴールド

2023/9/1より選3からmixiは削除されました。

MIXI Mはmixiが運営するM型ウォレットサービス(チャージ式のスマホアプリ電子マネー)です。

MIXI Mにチャージすれば、VISA加盟店(バーチャルカードはネットのみ)・QUICPay・モバイルSuicaチャージ・PayPayなどで利用できます。

チャージ方法は銀行口座かクレジットカードから選びます。

利用する際のポイント付与は一切ありませんが、エポスゴールドカードからチャージすれば1.5%のポイントが付与され、様々なお店で利用できるお得なプリペイドカードに変身。

さらに、リアルカードを発行すればネットでも実店舗でも使えてより便利!

エポスゴールドカードには「選べるポイントアップショップ(選3)」というサービスがあり、選んだ加盟店がポイント3倍(1.5%)でお得に利用できます。

この選3の中に「mixi」があり、これを選べばMIXI Mのチャージも対象になり、最低1.5%還元で様々な店舗で利用できるため、使い勝手は大幅に向上します。

  1. エポスゴールドの選3から「mixi」を選ぶ
  2. エポスゴールドからMIXI Mへチャージする(1.5%還元)
  3. MIXI Mを利用する(0%還元)

合計1.5%還元 ⇨ VISA加盟店・QUICPay・モバイルSuicaチャージ・PayPayで利用できる!

また、エポスゴールドには年間利用額に応じてボーナスポイント付与もあり、年間50万円以上で2,500ポイント、年間100万円以上で10,000ポイントがプレゼントされます。

年間100万円の利用なら、2.5%の高還元に。

たくさん利用される方はよりお得ですね。

【ここが◎】

  • VISA加盟店・QUICPay・モバイルSuicaチャージ・PayPay利用など様々なお店で1.5%〜2.5%還元で利用できる
  • 利用額に応じてボーナスポイントがもらえる(年間50万円以上で2,500ポイント、年間100万円以上で10,000ポイント)

【ここが×】

  • 実店舗で使うにはリアルカードが必要で、発行には1,000円かかる(ネットのみのバーチャルカードは無料)
  • 高還元率を得るにはエポスゴールドカードが必要
  • MIXI M自体にポイント還元がない

下記の記事では、MIXI M+エポスゴールドのお得な利用方法を詳しく解説しているので、ぜひこちらもチェックしてみてください。

エポスの選べるポイントアップはmixiが最適!最大2.6%還元を実現する方法とは? こちらの組み合わせが利用できるのは2023/8/31(新規登録は2023/8/6)までです。9/1以降はエポスゴールドの選べるポ...

まだまだ使える!?Kyashカードの賢い使い道

改悪内容から見て、Kyashはもうオワコンと思われる方もいるかもしれません。

しかし、そんなKyashカードにも実はまだまだ有効な使い道があります。

その点についてこれから解説します。

①トヨタウォレットへチャージしてポイント3重取り

※TOYOTA Walletの1%還元は、2024/3/31を持って終了します。2024/4/1以降はこの方法でポイントは付きません。

ポイ活民にはお馴染みのキャッシュレス決済アプリ「トヨタウォレット」を利用すれば、ポイント3重取りを実現できます。

先程も紹介しましたが、トヨタウォレットはバーチャルカード(Mastercard)、電子マネーiD、モバイルSuicaチャージなどに利用できるため、使い道は豊富です。

Kyashのポイント還元率は0.2%と低いものの、少しでも還元率を上げたい場合や、トヨタウォレットチャージでポイント付与対象外のクレジットカードを使いたい場合に有効です。

  1. クレジットカードからKyashへチャージ(+0.5〜1.2%)
  2. Kyashからトヨタウォレットへチャージ(+0.2%)
  3. トヨタウォレットを使う(+1%)

合計1.7〜2.4%還元(ポイント3重取り

このようにKyashを使えば、ポイント3重取りが実現できます。

②全く使わず300円分のKyashバリューをもらう!?

Kyashは全く使わないで放置していると、数ヶ月に一度300円分のバリュー残高をプレゼントしてくれる場合があります。

筆者のマッピーも、Kyashをずっと使わないまま放置していたところ、300円バリューを数回付与してくれました。

使える期間は数日間と短いですが、Amazonギフト券やモバイルSuicaチャージに使えば一瞬で使い切れます。

ちなみにこれはKyashが公式に発表しているものではありませんので、間違っても問い合わせをしないようにお願いします。^^;

ただ、最近はバリュー残高の付与がされていないので、もしかしたら今後はもうないかもしれませんが、もし全く使い道がなければ、そのまま放置してもらえる可能性に賭けるのもありかもしれません。

2ヶ月ごとにKyashバリューが付与されているのが確認できます。

③複数のクレジットカードをKyash1枚で使い分ける

Kyashには、クレジットカードやデビットカードを合計5枚まで登録できます。

VISA・Mastercard・JCB・アメリカン・エキスプレスとほぼ全ての国際ブランドを網羅しているため、様々なカードを登録可能。

※プリペイドカードは登録不可

また、登録したカードには任意で名称を付けられるため、どのカードがどれなのかわからなくなることもありません。

Kyashアプリから登録カードを切り替えるだけで、簡単にそのカードを決済に利用できるため、「生活用」「小遣い用」「ポイ活用」など、複数のカードを使い分けている方には大変便利です。

これなら、複数のカードを持ち歩く必要がなく管理も簡単です。

Kyashアプリ内の入金方法「現在の設定」を別のカードにチェックすれば、簡単に他カードに切り替え可能。

Kyashを経由すると直接登録したカードで決済するわけではありません。そのため、登録カードを使うことによる特典はKyashを経由するとなくなりますので注意が必要です。(例:エポスゴールドで選3登録店をKyash経由すると、選3対象にはならない)

まとめ:ポイント多重取りしたい方は乗り換えがおすすめ!ただし、Kyash自体もまだ利用価値あり

今回は、Kyashの改悪内容とKyashに代わるポイント2重取り3重取りができるおすすめの乗り換え先、そしてまだまだ使えるKyashの賢い使い方について解説しました。

Kyashの改悪内容は大変残念なものですが、トヨタウォレットやANA JCBプリペイドカードなど、ポイント2重取り3重取りができるプリペイドカードは数多くあります。

本記事を参考に、自分にあったカードを選んでみてはいかがでしょうか?

以下の記事では、Kyashとトヨタウォレットを使ったポイント3重取り方法、モバイルSuicaチャージでポイントを獲得するオトクな使い方について解説しています。

Kyashを活用してポイント3重取りをしたい方は、↓ぜひこちらの記事もご覧になってください。

TOYOTA WalletからSuicaへチャージは可能!?ポイント3重取り方法も解説 ※TOYOTA Walletの1%還元は、2024/3/31を持って終了します。引き続き高還元率でモバイルSuicaチャージをし...
今回のまとめ

・Kyashのポイント還元率は当初2%だったが、徐々に改悪され現在は0.2%まで減少

・リアルカードでは、au PAYプリペイドカードやANA JCBプリペイドカードがポイント2重取りできる

・改悪されたKyashだが、複数のクレカを1枚で使い分けるなど、使い道はまだまだある