キャッシュレス決済

高齢者にキャッシュレスは難しい?シニアでも簡単に使える決済方法を解説

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こんにちは、マッピーです。

「高齢の親にキャッシュレス決済を勧めているけど、たくさんあってどれも難しそう」
「シニアでも簡単に使えるキャッシュレスがあれば知りたい」

このように、現役世代の方にとって高齢になった両親にキャッシュレス決済を勧めたいけど、覚えるのが難しく結局現金払いに落ち着いている方は多いのではないでしょうか?

クレジットカードからチャージして利用したり、ポイントも複数あったりして結局何が何だかわからないことも…。

そこで今回は、そんなシニアの方にも簡単に利用できるおすすめのキャッシュレス決済を解説しています。

本記事を読めば、シニア世代がキャッシュレスを使うのが難しいと言われる理由だけでなく、メリットとデメリット、逆におすすめできない方法などもわかるでしょう。

高齢の両親にキャッシュレス決済を教えたいけど、できる限り簡単なものを勧めたいと考えている方はぜひ最後まで読んでみてください。

シニア世代がキャッシュレス決済を使うのは難しい!?

2024年になり、数年前に比べるとキャッシュレス決済はかなり普及しました。

周りのスーパーやコンビニ、飲食店などかなり多くのお店で利用できるようになっているのではないでしょうか。

しかし、そんなキャッシュレスの時代でもレジで会計している人を見るとまだまだ現金払いの方も目立ちます。

特に高齢者の方はその割合が比較的高いように思われます。(中にはしっかり使いこなしている高齢者の方もいますが)

その主な理由としては、昔からずっと現金を使ってきたのでキャッシュレス決済などの新しいことを覚えるのが難しい、結局シンプルな現金払いに落ち着く、といったことが挙げられるでしょう。

キャッシュレス決済といってもクレジットカードやデビットカード、プリペイドカード、電子マネー、QRコード決済など非常に多くの種類があり、どれが良いのかよくわからない、使い方もよく知らないといった方も多いです。

また、昔からある比較的シンプルなキャッシュレス決済であるクレジットカードにしても、結局は後払いになるため、たとえ一括払いであっても借金という感覚を持っている方も多く、積極的に利用する方はまだまだ少ない傾向にあります。

このような理由から、高齢者がキャッシュレス決済を使うのは難しいと言えるのかもしれません。

シニア世代がキャッシュレス決済を使うメリットとデメリット

ここでは、シニア世代がキャッシュレス決済を使うメリットとデメリットについて解説します。

◎メリット

  • ポイント還元があるため、現金払いよりお得に買い物ができる
  • 必要以上に現金を持ち歩く必要がないため、万が一財布などが紛失や盗難にあっても被害を最小限に抑えられる
  • ATMに並ぶ時間や手数料を削減できる
  • 一度覚えれば現金払いよりスムーズに会計ができる
  • ネット通販での支払いが楽になる

✕デメリット

  • QRコード決済(PayPayなど)の場合、アップデート等でUIが変わってしまう可能性もあり、使い方がわからなくなってしまうことがある
  • システム障害が発生した場合、利用できず、また支払ったのに処理されていない状態になるケースもあるなど、その場で対処できずにパニックになる可能性がある
  • 万が一、不正利用があった場合の対処が難しい
  • 現金でやり取りしないので、お金の感覚が鈍くなる可能性がある

誰でも簡単に使える!?シニア世代におすすめのキャッシュレス決済3選

ここでは、誰でも簡単に使えるおすすめのキャッシュレス決済について紹介します。これらのものであればすぐに使えるので参考にしてみてください。

クレジットカード

クレジットカードは、キャッシュレス決済の基本中の基本ですね。

その仕組みは利用した代金が後日カード会社から請求され、口座振替などで支払いします。
多くのカード会社では1ヶ月分の利用をまとめて翌月、または翌々月に支払うシステムになっています。

後払いという性質上、誰でも持てるわけではなく、入会するにはカード会社の審査を通る必要がありますが、VISA・Mastercard・JCBなどの国際ブランドが付いているため世界中で利用できます。

ほとんどのカードでは利用時にポイントが付くので(0.5〜1.2%程度)、現金で支払うより断然お得。

例えば1%のクレジットカードなら、10万円利用すれば1,000円も得しちゃいます。

また、万が一不正利用があった場合もカードには保障制度が備わっているため、安心して利用できます。

そんなクレジットカードは現物カードを出すだけでどこでも利用でき、利用した代金を引き落とし口座に入金しておくだけでよいので、難しいことを覚える必要もなく高齢者におすすめです。

こんなカードがおすすめ!

【P-oneカード】 ⇨ 自動で1%割引。ポイント交換などの手間は一切不要で年会費も無料。ポイ活に疲れた方にも◎

【三井住友カード(NL)】 ⇨ 現物カードをお店でタッチ決済するだけで一部のコンビニや飲食店で5%還元。貯まったVポイントも加盟店でそのまま使える!

デビットカード

デビットカードは、カードを利用した瞬間、銀行口座からその代金が引き落としされる仕組みのカードです。

クレジットカードと同じく、多くのカードでVISA・Mastercard・JCBなどの国際ブランドが付いているのでほぼクレカと同じように使えます。(ガソリンスタンド等の一部加盟店は除く)

見た目は似ているため間違えそうになりますが、こちらは即時引き落としになることと、口座の残高以上の金額は使えないため、使いすぎる心配がないことが特徴です。

こちらは原則、審査はなく16歳以上なら誰でも持てるので、クレジットカードのような後払いに抵抗がある方にもおすすめです。

また、多くのデビットカードでポイントも付きます。(一部還元されないものもあります)

こんなカードがおすすめ!

楽天銀行デビットカード】 ⇨ 年会費無料で1%還元!楽天銀行に口座があれば誰でも持てるので、還元率を重視したい方におすすめ

交通系電子マネー(Suicaなど)

交通系電子マネーは電車やバスなどの公共交通機関に乗れるだけでなく、多くの加盟店でもそのままタッチするだけで利用できるのが特長です。

例えばSuicaであれば、カードタイプとスマホで利用するモバイルSuicaがありますが、誰でも簡単に使えるのはカードタイプです。

特に難しい操作なども必要なく、チャージした残高の範囲内でカードをタッチするだけでラクラク買い物できます。

チャージ方法も駅などに設置されている自動券売機の他、セブンイレブンやファミリーマート、ローソンなどの大手コンビニでもそのまま現金チャージできるのでとても簡単。

そのまま利用しても特にポイント還元などはありませんが、小銭じゃらじゃらする必要もなくピッとかざすだけで決済が完了するので、とてもスピーディーです。

半導体不足によりSuica、PASMOカードは2024年4月現在販売停止中です。既にお持ちのカードがあればそちらを利用してください。また、スマホで利用できるモバイルSuicaやモバイルPASMOもあります。

シニア世代におすすめできないキャッシュレス決済は??

シニア世代におすすめのキャッシュレス決済を紹介しましたが、逆におすすめできない方法もあります。

例えばその方の息子や娘がキャッシュレス決済を使いこなしていて、その方法を自分の親に教えるといったこともあるでしょう。

しかし、それらの方法をそのまま高齢者の方に教えるのはおすすめしません。

その理由について解説します。

「◯◯でお得だから」と様々なキャッシュレス決済を一気に取り入れる

例:楽天カード、三井住友カード、モバイルSuica、PayPay、楽天ペイなど主要なものを全てインストールして全て使う、など

 いくらお得でもたくさんありすぎると何がなんだかわからなくなってしまい管理も難しくなります。まずは1つ2つくらいまでにして、種類を増やすのは徐々に慣れてからにしましょう。もちろん本人がそれで満足していれば無理に増やす必要はありません。

ポイ活上級者のように、無理にポイント多重取りを目指そうとする

例:日曜日にTカードprimeからANA Payにチャージし、そこから楽天Edy、楽天キャッシュにチャージする。クレカからファミペイにチャージし、ファミペイで1と5と0の付く日にPOSAカードを買う、など

 還元率だけで見れば圧倒的にオトクなのは間違いありませんが、このような使い方は高齢者でなくても普通はなかなか覚えられません。また、もし覚えたとしても改悪などのリスクも大きい。まずはシンプルに簡単に使える方法だけを取り入れましょう。

まとめ:シニア世代には、シンプルに使えるキャッシュレス決済がおすすめ!

今回は高齢者がキャッシュレス決済を使うのは難しい理由、メリットとデメリット、シニア世代でも簡単に使えるキャッシュレス決済、逆におすすめできない方法などを紹介しました。

キャッシュレス決済は種類がたくさんあって難しいと言われることも多いので、まずはクレジットカードやデビットカード、交通系電子マネーなど、比較的簡単に使えるものから始めるのがおすすめです。

今回はシニア世代向けの記事になりましたが、これに関連して現金払いは頭が悪いと言われてしまう理由や、逆に現金払いならではのメリットとデメリットについても下記の記事で解説しているので、ぜひこちらも合わせてご覧ください。

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今回のまとめ

・シニア世代がキャッシュレス決済を使うのは難しいと言われる理由は、種類がたくさんありすぎて何がよいかわからない、使い方もわからないので昔ながらのシンプルな現金払いが好まれるため

・メリットは、ポイント還元や紛失盗難でも被害は最小限に抑えられ、スムーズに会計できたり、ATMに並ぶ時間や手数料を削減できること

・デメリットは、QRコード決済ならアップデートでUIが変わると使い方がわからなくなる可能性があること、システム障害や不正利用での対処が難しいこと、お金の感覚が鈍くなることなどがある

・クレジットカード、デビットカード、交通系電子マネーがシンプルでおすすめ

・ポイント多重取りは難しいためおすすめできない