皆さん、クレジットカードを使った後、後日カード会社から利用明細が発行されますが、毎月確認はしていますか?
「全く見ていない」「たまに見る」「金額だけ確認している」などなど、様々な方がいらっしゃると思います。
そんな方は是非、明細は毎月確認することをオススメします。
何故なら、明細を毎月確認することにより、どこでいくら使ったのかわかるので家計簿にもなり、また、不正利用があった場合、すぐに気付くことができるからです。
今回は、元カード会社勤務の管理人マッピーが、そんなカードの明細の重要性についてお伝えしたく記事にしました。
よろしければ是非参考にしてみてくださいね。
毎月明細を確認すれば、何に使ったか振り返ることができ、家計簿にもなる
毎月、明細を確認することにより、どこでいくら使ったのか後で確認することができます。
例えば固定費であれば、電気、ガス、水道料金などの公共料金や携帯電話料金、変動費は、食費や日用品、雑費などです。
利用明細を確認してみて、「この日にこのお店で3,000円の買い物をしていた」「ネット通販で7,000円使った」「今月は電気代がいつもより高くついてしまった」など、振り返ることができます。
また、クレジットカードは毎月決まった日に自動で引き落としされる特徴があるため、管理もしやすいです。
これが現金払いであれば、レシートを捨ててしまったら何も残りませんので、忘れたら終わりです。
もし仮にレシートを保管していた場合でも、全てご自身で計算しなければいくら使ったのか出すことはできません。
一方、カード払いであれば利用すれば必ず明細が発行されるので、利用した履歴がキチンと残ります。
そのためこのような心配はなくなるので、後は明細を確認するだけです。
万が一、不正利用されていればすぐに気付くこともでき、カード会社に申告をして第三者による不正利用と認められれば全額補償される
明細を確認してみて、万が一身に覚えのない利用があれば、カード会社に連絡をすれば調査してもらえます。
そして、調査の結果、第三者による不正利用であることを認められた場合は、全額補償されます。
※代金の請求を止めてもらえる場合と、不正利用された代金を一度立替えて支払い、後で被害額を返金してもらう場合があります。
ただし、ほとんどのカード会社では届け日より遡って60日までのため、注意して下さい。
とはいっても、毎月キチンと明細を確認していればこの心配はなくなりますね。
以前にカード会社に勤めていた際に、「毎月、身に覚えのない請求がある」と申告してきたお客様がおり、確認すると数百円がカードから落ちているようでした。
その毎月の数百円の利用が、既に1年以上前から発生しており、この方は少額利用であったため気付かなかったとのこと。
結局補償されたのは、申告から遡って60日前までの分のみとなり、それ以前のは残念ながら泣き寝入りとなりました。
毎月キチンと明細を確認をしていればこんなことにならなかったでしょう。
こういった事例もあるため、毎月明細を見る癖はつけておくことをオススメします。
いつ、どこでカード番号が漏れているかわかりません。
不正利用の疑いがあれば、カード番号を変えて再発行をしてもらえる
第三者による不正利用があった番号は、当然ながらカード番号が第三者に漏れている危険性があるため、速やかに現在のカードを停止して、カード番号を変えて再発行してもらいましょう!
カードの停止をすれば、これ以上の被害は防げます。
ただし、注意点として、カード番号を変えると、公共料金や携帯料金などの継続利用は全てユーザー自身で各会社に再手続きが必要になります。
自動で新しい番号に切り替わることはほとんどありません。
それもそのはず、あなたがカードの再発行をしてカード番号が変わったことなど、継続利用している会社にはわかりませんからね。^^;
面倒かもしれませんが、仕方ありません。
※カード会社によっては公共料金など、親切に自動的に新しいカード情報へ変更してくれる場合もありますが、多くの場合はユーザー自身で再手続きをする必要があります。
カード変更後の継続的なお支払いについて|楽天カード(楽天カードHPより)
もし、再手続きが面倒でカードを停止せずにいた場合、さらに悪用されるリスクがありますよ。
そして、第三者にカード情報が漏れている危険性があるにも関わらずカードを停止しなかった場合、以後の不正利用については補償されない可能性があるため注意が必要です。
引き落とし口座や支払い方法も再確認できる
複数の銀行口座をお持ちの方で、どこの銀行口座に引き落とし設定したのか、忘れてしまう場合もありますよね。
利用明細を見ることにより、引き落とし口座の再確認もできます。(カード会社によっては、明細ではなく違う項目で確認する場合もあります)
管理人のマッピーの場合は、基本は全てカードの引き落としは楽天銀行にしているのですが、dカードは楽天銀行に対応しておらず、やむを得ず別の銀行にしています。
その事をすっかり忘れており、普段はほとんど使っていない銀行口座であったため口座に入金しておらず、引き落とし日までは間に合いましたが、ヒヤヒヤものでした。(^^;)
dカードを普段使っていれば忘れることはなかったと思いますが、キャンペーンのために久し振りに使ったので、つい油断してしまいました。
もしかしたら、自分だけかもしれませんが、このようなこともあり得るということです。
毎月、確認していれば起こらなかったミスですね。
また、支払い方法についても、利用明細で確認ができます。
例えば、普段は1回払いで支払っている方が、ある買い物だけを分割やリボ払いにした場合や、1回払いで支払いをしたが自動リボの設定がされていたためリボ払いになっていた、など。
このように、どの利用がどんな支払い方法になっているのか、気付くことができます。
web明細に切り替えて明細発行手数料を削減する
今の時代はweb明細の方が多いと思いますが、中には紙明細を使っている方もいらっしゃると思います。
現在は、多くのカード会社で紙の明細書の発行は有料となっています。
金額はカード会社によって異なりますが、おおよそ50円~110円程。
紙の明細書であればこれらの料金を毎月負担しなければなりませんが、web明細に切り替えればこの負担はなくなります。
ゴールド以上のランクのカードなど、紙の明細書の発行が無料のカードもありますが、一度web明細に切り替えてしまえば、あとはネットで簡単に確認できるので楽ですよ。
人によっては「紙の明細書でないと忘れてしまう」「ネットのやり方がよくわからない」という方もいるので、そのような方は紙の明細書でもよいかと思います。
ただ、紙の明細書は、毎月溜まっていくとゴミになり、個人情報なのでシュレッダーをする手間もかかったりと管理が面倒になります。
また、web明細の方が環境に優しいです。
そのため、環境にも優しくゴミにもならず、発行手数料も削減できるweb明細に切り替えることをオススメします。
以上、今回はクレジットカードの明細をキチンと確認することの重要性についてお話しました。
今はネットで簡単に確認することができるので、最低でも毎月1回は確認する癖をつけておきたいですね。
複数枚カードを持っている方は、全て確認する必要があるので大変ですが、一度確認する習慣づければ自然と苦にならなくなりますよ。
それでは。
・現金払いではレシートを捨ててしまえば何も残らないが、カード払いなら利用明細に履歴が残るので家計簿にもなる
・万が一、不正利用されていた場合は、カード会社に申告をして第三者による不正利用と認められれば申告から遡って60日前までの利用分は全額補償してもらえる
・明細を確認しなかったことにより、気付けなかった60日より前の不正利用分については補償してもらうのは難しい
・不正利用の疑いがあればカードを停止をして再発行してもらえる
・引き落とし口座や支払い方法も再度確認することができる
・Web明細に切り替えれば環境にも優しく、明細発行手数料もゴミも削減できる