キャッシュレス決済

モバイルSuicaとモバイルPASMO、どちらが良いのか検証してみた

スマートフォンで、いつでもどこでもチャージや残高確認ができる便利なモバイルSuica。

以前に当ブログでオススメしましたが、既に使っている方もいるでしょう。

中には「私は、私鉄沿線に住んでいるからPASMOだよ」という方もいるかと思います。

私鉄沿線の方にもモバイルSuicaはオススメですが、スマートフォンで使える交通系電子マネーには『モバイルPASMO』という、PASMOのモバイル版もあります。

管理人のマッピーは、メインスマホにモバイルSuicaを入れて普段は使っているのですが、今回、楽天モバイルで使っているサブ機のRakuten Handに、『モバイルPASMO』をダウンロードして使ってみましたので、その感想をお伝えしたいと思います。

モバイルSuicaとモバイルPASMO、どちらか迷っている方の参考になればと思います。

電車に乗るだけでポイント4倍!?いつでもどこでもチャージ可能なモバイルSuicaがお得で便利!都市部に住んでいる方を中心に使われている交通系ICカード(関東ではJR東日本のSuica、私鉄のPASMO、JR西日本のICOCAなど)...

モバイルSuicaもモバイルPASMOも、おサイフケータイ対応のAndroidかiPhoneで使える!

Android(おサイフケータイ)を使っている方もiPhoneを使っている方も、どちらもモバイルSuica、モバイルPASMOとも使うことができます。

Apple PayのSuicaはSuicaアプリケーション、PASMOはApple Payの PASMOと呼ばれていますが、ここではわかりやすいようにモバイルSuica、モバイルPASMOに統一します。

ちなみに対応機種は、AndroidならAndroid6.0以降、iPhoneならSuicaは7以降、PASMOは8以降が対応していますが、詳細はホームページなどで確認してください。古い機種では利用できない場合もあります。

基本的にどちらも交通系ICカードとして、電車やバスの乗車、街中での買い物など、基本的なことができるのは共通です。

チャージできる上限額も20,000円と全く同じです。
クレジットカードからのチャージ、コンビニや券売機(スマホをトレイに載せられるタイプのみ対応)の現金チャージも同様です。

年会費も発行手数料もどちらも無料です。

では、何が違うのか?

モバイルSuicaでしかできないこと、モバイルPASMOでしかできないこと

細かく見ていくといろいろと違いはありますが、ここではポイントのみお伝えしたいと思います。

まず発行元の違いです。

まず、モバイルSuicaはJR東日本が提供する、交通系IC乗車カード「Suica」の、おサイフケータイに対応したスマートフォン用アプリです。

そして、モバイルPASMOは株式会社パスモが提供する、交通系IC乗車カードである「PASMO」の、おサイフケータイに対応したスマートフォン用アプリです。

モバイルSuicaの私鉄バージョンがモバイルPASMOと考えてもらえればわかりやすいかと思います。

モバイルSuicaは、2006年1月サービス開始とかなり古いですが、モバイルPASMOのサービス開始は2020年3月からなので、まだ2年程しか経っていないことになります。

次の違いは定期券です。

どちらも定期券の購入もできますが、モバイルSuicaは、乗車駅がJR東日本の駅である必要があります。(着駅は私鉄駅でも可)

モバイルPASMOは、乗車駅がモバイルPASMO定期券発売事業者である必要があります。(着駅はJR東日本の駅でも可)

そして、鉄道とバス、それぞれの定期券を1種類づつ購入可能です。

クレジットカードからのチャージについては、モバイルSuicaは、Google Payから登録すれば、3Dセキュアに対応していなくても使えます。

しかし、モバイルPASMOはGoogle Payに非対応のため、3Dセキュアに対応していなければ使えません。

モバイルPASMOは、残念ながらGoogle Payに非対応なのニャ

モバイルSuicaでもセキュリティを重視するのであれば、アプリからの登録がオススメです。

モバイルSuicaのみのサービスとしては、モバイルSuicaグリーン券の購入と利用、東海道・山陽新幹線の「EX-ICカード」としての利用、「Suicaポケット」の受け取り(「JRE POINT」のポイントチャージを含む)、JRE POINRを貯める、Google Pay、楽天ペイ対応などです。(2022年3月現在)

モバイルPASMOのみのサービスとしては、「バス特」のポイントや特典チケットの確認や、ICバス定期券の購入と内容確認、私鉄のポイントを貯めるなどです。(2022年3月現在)

また、こちらはAndroid限定ですが、登録しているクレジットカードからチャージする際、モバイルSuicaならGoogle Payからチャージすることにより、1円以上1円単位でチャージ可能です。

モバイルPASMOはGoogle Payに非対応のため、最低500円からで、1,000円以降は1,000円単位でのチャージになります。

そのため、1円単位でチャージができるモバイルSuicaが便利です。

通常は、モバイルSuicaの方が高還元率で利用できるが…

関東の私鉄沿線に住んでいる方は、私鉄のみの定期券が購入できる、モバイルPASMOの方が便利でメリットがありそうに思います。

しかし、還元率の面で見ると決してそうとは言えない事実があります。

まず還元率の違いです。

どちらも決済するだけではポイントは付きません。

しかし、モバイルSuicaは、ビックカメラSuicaカードや、エポスゴールドカード、Visa LINE Payカード(2022年4月末まで2%還元)などの高還元率カードでチャージすれば大きなポイントが得られます。

これらのクレジットカードは1.5%~2%還元です!

Visa LINE Payカードからのチャージでポイントが付くのは、Android限定、かつGoogle Payからのチャージに限ります。

つまり、普段モバイルSuicaを使われている方は、これらのクレジットカードを入手することにより、お得に利用できるというわけです。

Suicaで1.5%還元!?チャージにお得な高還元率カードとは?以前に交通系電子マネー(Suicaなど)を使うなら、モバイルSuicaがオススメという話をしました。 中には早速使っている方や、以前か...
どんな支払いでも3%戻ってくる、Visa LINE Payカード皆さんクレジットカードは使われていますか? 昔作ったカードをそのまま使っている人や、お気に入りのカードで決済している方もいるのでは...

対するモバイルPASMOはどうかというと、チャージでポイントが付くクレジットカードは、ほとんどのカードで0.5%~1%程です。

そのため、モバイルSuicaほど高還元率のクレジットカードは見当たりません。

モバイルPASMOを使うなら、基本は私鉄沿線のクレジットカードを使うことになるかと思いますが、どのカードも還元率は高くありません。

どんなカードがあるのかは、検索するとたくさん出てきますので、確認してみて下さい。

唯一、リクルートカードについては、電子マネーチャージで月30,000円まではポイント付与の対象となるため、モバイルPASMOについてもポイントが付く可能性はありますが、現在未確認です。

仮にポイントが付いた場合でも、月30,000円までと制限があり、モバイルSuicaであれば制限なしにもっと高還元率の高いカードがいくつもあります。

よって還元率重視であればモバイルSuicaの方がオススメです。

しかし、ある方法を使うことによってモバイルPASMOは、ポイント3重取り2.2%還元を実現できます。

その点について、これから解説をしていきます。

モバイルPASMOのチャージは、TOYOTA Walletからがオススメ!Kyashを使えばポイント3重取り2.2%還元も!

では、モバイルPASMOでポイント3重取り2.2%還元をする方法は何か?

それは、TOYOTA WalletとKyashを使うことです。

TOYOTA Walletとは、トヨタが出しているスマホ決済用のアプリで、利用時に1%のポイントが付く特長があります。

TOYOTA WalletからSuicaへチャージは可能!?ポイント3重取り方法も解説 ※TOYOTA Walletの1%還元は、2024/3/31を持って終了します。引き続き高還元率でモバイルSuicaチャージをし...

2つ目は、以前にこのブログで紹介したプリペイドカードのKyash Cardです。

ポイントの2重取りや送金などもできる、便利なプリペイドカードKyash Cardとは?キャッシュレスで支払いしたいけど、クレジットカードは後払いなのでちょっと抵抗ある。 そこで今回は、そんな方にオススメなポイント 2...

まず、楽天カードなどのクレカからkyashへチャージし(1%)、kyashからTOYOTA Walletへチャージ(月5万円まで0.2%)、最後にTOYOTA WalletからモバイルPASMOにチャージ(1%)で合計2.2%還元を実現します。

TOYOTA Wallet1%+kyash0.2%+クレカ1%=合計2.2%還元

ちなみにKyash Cardは、モバイルSuica(Google Pay含む)チャージではポイント付与の対象外ですが、なんと、モバイルPASMOのチャージではポイントが付きます。(2021年5月30日に利用し、6月4日にポイントが付与されていることを確認しました)

Kyash Cardは、クレジットカードからの紐付けは0.2%と低いですが、クレジットカードのポイント+Kyash Cardのポイント0.2%の2重取りができ、モバイルPASMOにチャージできます。

さらに、TOYOTA Walletを組み合わせることにより+1%となり、ポイント3重取りも可能となります。

合計2.2%還元で、モバイルPASMOにチャージすることができますよ。(2022年3月現在)

※TOYOTA Walletが使えるのはモバイルPASMOのみ、モバイルSuicaへの登録は不可

TOYOTA WalletもKyash Cardも、プリペイドカードのため審査もなく誰でも持てるため、モバイルPASMOを使われる方にはオススメできます。

モバイルPASMOを使うなら、KyashとTOYOTA Walletは必須ニャ

知名度の違いも…

SuicaもPASMOも関東圏の交通系電子マネーですが、Suicaは地方でもある程度知名度があります。

しかしPASMOだと通じない可能性があります。

例えば、関東以外のお店で支払いをする時に「Suicaで!」と言えば店員さんに伝わる可能性は高そうですが、「PASMOで!」と言ってもわかってもらえない可能性もありそうです。

「交通系で!」と言えば伝わるかと思いますが、普段「PASMOで!」と言っている方はちょっと不便かも?

小さいことですが、こんなデメリットもあります。(^^:

結論:還元率だけ見るなら現時点ではモバイルPASMOがオススメ!

結局、モバイルSuicaとモバイルPASMOはどちらがよいのか?

私鉄沿線に住んでいる方がモバイルSuicaで定期券を買いたい場合、発駅を必ずJR東日本の駅(職場の最寄り駅)に、着駅を自宅の最寄り駅にしないと定期券を買うことができないため、発駅着駅とも私鉄になる場合はモバイルSuicaでは定期券が買えません。

そのような場合は、モバイルPASMOを使うしかありません。

しかし、それ以外の場合なら、モバイルSuicaの方がチャージでお得になる高還元率クレジットカードが多く、それらを入手すればモバイルPASMOよりお得に利用できるようになります。

ただし、モバイルPASMOはTOYOTA Walletとkyashを使うことにより、ポイント3重取り2.2%還元を実現できます。

私鉄沿線に住んでいる方や、還元率だけを重視するのであればモバイルPASMOがオススメです。

知名度についてはモバイルSuicaの方が高く、Androidに限定すればGoogle Payからであれば1円単位でチャージできるなど、使い勝手はモバイルSuicaが上です。

さらに、私鉄沿線に住んでいてもJR東日本沿線をよく利用するのであれば、JRE POINT WEBサイトにモバイルSuicaを登録すると、電車乗車で2%ものポイントを獲得することができます。

モバイルSuicaは、電車に乗るだけで2%還元なのニャ

中には、モバイルSuicaもモバイルPASMOも両方使いたい、という方もいるかもしれません。

その場合、機種によっては同時に入れることができ、設定によって切り替えて使い分けることもできます。

ただし、一部の機種のみしか同時に入れることができないため、多くの方は使えない方法になります。

ちなみに筆者のマッピーは、メインスマホにモバイルSuicaを、サブスマホにモバイルPASMOを入れて使っています。

2台ともおサイフケータイ対応だと使い分けもできるので便利です。

以上、今回はモバイルSuicaとモバイルPASMOについて検証してみました。

どちらが良いのかは好みもあるかと思いますが、どちらか検討されている方がいましたら、是非参考にしてみてください。

それでは。

今回のまとめ

・モバイルSuicaもモバイルPASMOも、発行手数料や年会費は無料、チャージ上限も2万円まで、どちらも電車やバスの乗車、街中での買い物など、基本的なことができるのは共通

・モバイルSuicaの方がチャージでお得になるクレジットカードが多い

・モバイルPASMOでお得にチャージできるカードは少ないが、TOYOTA WalletとKyash Cardを組み合わせれば、ポイント3重取り2.2%還元を実現

・モバイルSuicaはGoogle Payからなら1円単位でチャージできたり、JR東日本の電車利用で2%ポイントがつくなどお得で使いやすいケースが多い

・知名度に差があり、Suicaの方が関東以外でも通じる可能性が高い