スマートフォンを使っている皆さん、電話をする時はどのようにしていますか?
「無料通話があるLINEで電話している」「標準で入っている通話アプリから電話している」など、人それぞれだと思います。
以前にオススメした楽天モバイルなら、Rakuten Linkアプリを使えば完全に通話無料で利用できるため、普段の通話はそちらがオススメですが、楽天モバイルを契約していない方に、通話アプリを使った通話料の削減方法について記事にしました。
といっても、通話アプリは数多くあり、どれを選んだらよいのか迷ってしまいますよね。
ここでは、特定のアプリ同士のみ無料で使えるアプリではなく、固定電話や携帯電話宛へ発信ができ、簡単に使えて、基本料も無料(または低額)のお得な通話アプリに厳選してお伝えしたいと思います。
もしよければ参考にしてみてください。
通話アプリとは?
まず、通話アプリとは何か?
各企業が提供している通話アプリを介することにより、通話料を安くすることができるサービスです。
これらのアプリから発信することにより、通話料を大幅に安くすることができます。
通話アプリの種類は2つあり、通常の電話回線を使ったタイプとインターネット回線を使ったIP電話があります。
IP電話は、インターネット回線を利用しているため通話品質がやや不安定です。
ただ、wifiなどインターネット接続さえできれば圏外でも通話することができるメリットがあります。
一方、通話品質については、IP電話ではなく通常の電話回線を使用しているタイプの方が良いです。
そこで、この後にいくつかオススメの通話アプリを紹介します。
LINE Out Freeは、広告を見れば無料で通話できる!
まず最初に紹介するのがLINEです。
こちらは誰もが使っているので馴染みやすいでしょう。
LINEはトーク相手を選んで音声通話を選べば無料で通話することができます。
しかし、この方法ではLINEのアカウントを持っている同士のみでしか利用できず、電話番号宛に発信することはできません。
そこで、LINEアプリ内に搭載されているLINE Outを使えば、LINEユーザー以外の固定電話や携帯電話など、電話番号宛へ電話をすることができます。
料金は、固定電話宛へは1分3円で、携帯電話宛へは1分14円と非常に安いのでオススメです。
LINE Outは、インターネット回線と電話回線の両方を利用したサービスのため、回線状況等によっては電話回線を使った通話より不安定になる場合がありますが、ネット回線のみを利用するLINEの無料通話よりは音質は安定しています。
また、LINE Outには、広告を見ることによって国内外への通話が最大5分間無料で通話ができるLINE Out Freeというサービスもあります。
無料通話の時間は通話先の国によって異なり、日本宛であれば、固定電話へ1回3分まで無料、携帯電話へは1回2分まで無料で通話可能です。
無料通話を使い切った場合や、通話先の国が無料通話に対応していない場合は、広告を見ずに有料で利用できます。(LINE Outと同料金)
どちらも発信者が世界中のどこにいても利用することができます。
利用方法は、電子マネーのように利用する金額を事前にチャージする、コールクレジットというものを購入して使います。最低額は120円からです。
※LINE STOREおよびAndroid版LINEアプリで購入したコールクレジットは、購入後180日間のみ利用可能です。
他にも、購入から30日間は、決められた時間までお得に話せる30日プランというものもあります。
事前チャージ式は、携帯電話のように使った分だけ後で請求が来るわけではないので、普段電話をそんなに使わない人には少し使いづらいかもしれません。
利用方法は簡単で、新たにアプリをダウンロードする必要はなく、LINEアプリのホームのサービス一覧から、LINE Out Freeを選び、そこから利用開始を選べばOKです。基本料金などはかかりません。
LINE Out Freeは、広告を見るだけで1日5回まで無料で通話できるので、たまに短い通話のみ利用する方や、それ以上利用する方でもとにかく安く通話がしたい、事前チャージ式でも問題ないという方にはオススメです。
デメリットは、0120フリーダイヤル、0570ナビダイヤル、110番などの緊急ダイヤルには発信できません。
楽天でんわは、いつもの電話番号から発信でき、通話料は半額!
楽天ポイントも貯まる!
楽天でんわは、いつもの携帯電話番号をそのまま使用でき、通話料は大手キャリアの半額の30秒11円(税込)で利用できます。
「楽天でんわ」という名前のため、楽天モバイルと契約が必要なイメージもありますが、楽天モバイルはもちろん、格安SIMを含めてどこの通信事業者でも使うことができ、基本料金も完全無料です。
このアプリから電話をするだけで、いつもの携帯番号からの通話が半額になるのでお得です。
そして、楽天でんわはインターネット回線ではなく通常の電話回線を利用しているため、音声が不安定になりがちなIP電話とは異なり、安定した通話が可能です。
また、通話料100円につき楽天ポイントが1ポイント貯まり、楽天カードで通話料の支払いをするとさらにポイントが2倍になります。
そのため、楽天カードを持っている方はさらにお得に利用できます。
何も考えず「いつもの電話番号からの通話料金を安くしたい」という方には大変オススメです。
LaLa Callは、通話料が大手キャリアの60%引き!
IP電話のため050から始まる電話番号を取得でき、ネットに繋がれば圏外でも通話が可能!
LaLa Callは、関西電力系列の電気通信事業者である株式会社オプテージが提供しているIP電話サービスです。
格安SIMのmineoを提供している会社なので、馴染みの方もいるかもしれません。
こちらは通常の電話回線を利用するのではなく、インターネット回線を利用したIP電話になります。
基本料金が月額110円(税込)かかりますが、通話料は、大手キャリアが30秒22円かかるのに対して、LaLa Callは60%引きの30秒8.8円(税込)です。
メリットは、電話回線が入らなくてもwifiなどインターネットが繋がっていれば電話がかけられることと、LaLa Call同士と無料提携IP電話なら完全に無料で通話ができること、そして、050から始まる専用の電話番号が取得できることです。
そのため、データ通信専用SIMやwifiのみでも利用できるのは大きな魅力です。(初期設定には、通常の携帯電話番号か固定電話番号が必要です)
デメリットはIP電話のため、通常の電話回線を使った通話より通話品質は劣ることと、0120フリーダイヤルや0570ナビダイヤル、110番などの緊急ダイヤルには通話はできないことです。
まとめ
今回紹介した3つの通話アプリについて簡単にまとめてみました。(2021年4月10日現在)
基本料 | 通話料 | その他の特長 | |
LINE Out | 無料 | 固定1分3円、携帯1分14円 | ・広告を見れば制限付きで無料 |
楽天でんわ | 無料 | 30秒11円(税込) | ・楽天ポイントが貯まる ・いつもの電話番号から発信できる |
LaLa Call | 110円(税込) | 30秒8.8円(税込) | ・IP電話のため050から始まる専用の電話番号が持てる ・データ通信専用SIMでも利用可(初期設定には電話番号が必要) |
それぞれ特徴があるので、どれを選んだらいいのかは悩むかもしれませんが、どのアプリを使っても標準の通話アプリを使うより通話料を大幅に下げられるのは大きなメリットです。
ご自身にあったアプリを探してみてください。
それでは。
・通話アプリを使えば通話料を大幅に安くできる
・LINE Out Freeは広告を見れば条件つきながらも無料で通話できる
・楽天でんわは基本料無料で通話料を半額にでき、楽天ポイントも貯まる
・LaLa CallはIP電話のため050から始まる専用の電話番号を取得でき、通話料も安く、圏外でもネットに繋がれば電話ができる