こんにちは、マッピーです。
今回は投資に関するお話です。
以前に比べ、投資をすることが一般化してきたとはいえ、多くの日本人にとって「預貯金だけ」がまだまだ普通だと思います。
そのような方は「投資は恐い」「大損するかもしれない」「お金持ちでなければできない」というようなイメージがあるかもしれません。
しかし、今の時代は投資をしなければお金を増やすことができないだけでなく、預貯金だけだと逆に損をすることだってあるのです。
それでは、これから投資をしない最大のリスクについてお話します。
まだ投資を始められていない方は、是非最後までお読み頂き、始めるきっかけになればと思います。
預貯金をしっかりしているから安心は間違い!預貯金では、インフレリスクに対応できない
「預貯金なら損をすることがないから安心」こんなふうに考えていませんか?
確かに預貯金であれば、使わなければその金額が減ることはありません。
しかし、最大のリスクはインフレに対応できないということ。
インフレとは、簡単に言うと物の値段が上がり続けお金の価値が下がる状態。
例えば、マクドナルドのハンバーガーは現在110円ですが、インフレ化し220円になれば今までの2倍のお金を出さなければ買えなくなります。
今まで2万円で買えたSIMフリーのスマートフォンも、4万円になれば2倍のお金が必要になります。
極端な例ですが、このように物価が上がればお金の価値は下がるので、今の預貯金の金額はそのままであったとしても実質的な価値は下がってしまいます。
日本ではデフレが続いているためあまり実感がないかもしれませんが、世界的にはインフレ傾向です。
また、日本銀行は消費者物価のインフレ率を年2%とする物価安定目標を掲げており、その目標実現に向けた金融政策を行っています。
つまり、将来的には日本でもインフレ化していくことが予想されます。
そのような状態になった場合、例えば現在の100万円は98万円くらいの価値に下がるということです。
もはや、預貯金だけしていれば安心という時代ではないのです。
預貯金だけでは、お金を増やす機会を逃しているリスク
今の時代は、預貯金だけしていてもお金は増えません。
むしろ投資をしなかったことで、お金を増やす機会を逃しています。
例えば、100万円をメガバンクの普通預金に1年間置いておいても金利は0.001%なので、利息はわずか10円(ここからさらに約20%の税金がかかるので実質8円)
ネット銀行のあおぞら銀行BANK支店なら200倍の金利で0.2%ですが、それでも利息は2,000円です。(ここからさらに約20%の税金がかかるので実質約1,600円)
いくらネット銀行の金利が良いとはいえ、普通の会社員の方が普通預金だけで大きくお金を増やすのは難しく、投資をしなければお金は育ちません。
例えば、S&P500に連動するインデックスファンドに投資をすれば、1991年から2021年までの過去30年間の平均利回りは9.3%でした。
※S&P500とは、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが算出している、米国の代表的な株価指数で、米国を本拠地とする代表企業(500社)から成っています。
その30年間の間には、記憶に新しい昨年のコロナショックや2008年のリーマンショックなど、様々な下落局面はありました。
…にも関わらず、長期で見ればこれだけ上昇しているのです。
仮に100万円を一括投資し、30年間寝かせておくだけで約1,400万円にもなる計算です!
【100万円をメガバンク(0.001%)、ネット銀行(0.2%)、S&P500に連動するインデックスファンド(9.3%)にそれぞれ預金、投資をした場合(1年福利で計算。税金は考慮していません。あくまで参考としてお考え下さい)】
例1:100万円をメガバンクの普通預金(金利0.001%)に30年間寝かした場合 → 100万300円
例2:100万円をネット銀行の普通預金(金利0.2%)に30年間寝かした場合 → 106万1,773円
例3:100万円をS&P500に連動するインデックスファンドに投資し30年間寝かした場合 → 1,440万8,038円
また、一括投資ではなく積立投資であってもお金は大きく成長します。
例えば、年利9.3%で毎月3万円の積立投資を30年間続けた場合、30年後は5,847万円(元本1,071万円)となりました。
毎月5万円の積立投資で30年間続けた場合は、9,746万円(元本1,800万円)となり、1億円に迫る程まで増える計算となります。
ただし、これはあくまでシミュレーションなのでこの通りになるとは限りませんが、過去30年間の平均でこれだけ上昇したのです。
預貯金であればほとんど増えませんから、投資をしなければ、これだけの機会損失となるわけです。
積立かんたんシミュレーション | 投信積立 | 投資信託 | 楽天証券(楽天証券HPより)
投資は少額からでき、長期で分散投資であれば大損する可能性は低い
そうは言っても中には「まとまったお金がないので投資ができない」「投資しても暴落すれば大損するから恐い」このように考えている方もいるかもしれません。
今は少額から長期で積立投資ができる時代です。
楽天証券やSBI証券など、多くのネット証券では100円から投資信託の購入ができます。
しかも、口座開設や購入する際にも手数料は一切かかりません。
口座開設さえしてしまえば、後はネットからの簡単な操作で積立設定やスポット購入ができます。
最初に何十万円も何百万円も必要ないのです。
そのため、これから始めようとする初心者の方はまずは100円からでも始めてみることをオススメします。
「そんな少額では意味がない」と考える方もいるかしれませんが、そんなことはありません。
少額でも投資の勉強になり、確実に資産は増える可能性が高いので、まずはスタートしましょう!
誰もが使っているLINEからでも投資はスタートできます。
S&P500や先進国、全世界インデックスファンドに長期で積立投資をすれば、一時的な暴落はあるものの損をする可能性は限りなく低く、逆に儲かる可能性の方が圧倒的に高いですよ。
つみたてNISAやiDeCoなどの非課税で運用できる制度も充実している
また、「投資で儲かったとしてもたくさん税金取られるんでしょ?」と思っている方もいるかもしれません。
ご安心下さい。日本には非課税で投資ができる税制的に有利な制度が充実しています。
※投資には不動産投資や仮想通貨、金、FXなど様々なものがありますが、初心者向けではないのでここでは省略します。
まずは、つみたてNISA。
つみたてNISAとは、少額からでき、長期で積立・分散投資を支援するための国が用意した非課税制度です。
毎年40万円を上限に最大20年間、一定の投資信託への投資から得られる分配金や譲渡益が非課税になります。
年間40万円だと月にすると約33,333円程となり、初めて投資を始める方には十分な金額ではないでしょうか。
※毎年120万円を上限に最大5年間、非課税となる一般NISAもあります。(こちらはつみたてNISAと違い、株式も対象です)
次にiDeCo(個人型確定拠出年金)で、こちらは公的年金にプラスして自分で掛け金を拠出し、積立して運用する私的年金です。
年金といっても、ご自身で選んだ投資信託等を毎月積立てで買い付けていくので、老後のための積立投資のようなものです。
最大の特長は掛け金が全額所得控除となり、運用益も非課税で、受け取り時にも税金が優遇されているということ。
原則60歳以降でしか受け取りできませんが、毎年節税しながら老後のための資金作りができる優れものです。
掛け金の上限は企業年金がない会社員は月額23,000円までです。
つみたてNISAとiDeCoを両方使えば、毎月約56,000円まで非課税で運用できるので、儲かっても税金で取られません。
以上、今回は預貯金だけではお金を増やすことができないこと、投資をしないことの最大のリスクについてお話しました。
今はネットから気軽にできるので、これから始めようと考えている方はまずは口座開設から始めましょう。
それでは。
・預貯金だけではインフレリスクに対応できず、逆に目減りする可能性がある
・預貯金だけではお金を増やすことはできず、投資をしないことによりお金を増やす機会を逃している
・S&P500の過去30年間の平均リターンは9.3%
・ネット証券なら投資信託は100円から購入でき、長期で積立分散投資をしていれば損する可能性は限りなく低い
・つみたてNISAやiDeCoなどの非課税制度も充実している