キャッシュレス決済

現金払いは頭悪い、迷惑、貧乏と言われる理由をメリット・デメリット含め徹底解説!

  • 今どき現金払いなんて頭悪いんじゃないの?迷惑を考えてない
  • 若者も現金払いしてるのは何故?貧乏そうだけど…
  • 逆に現金払いがありがたい場合もあるの?

確かにキャッシュレス決済の方がスムーズに会計ができ、ポイントが付与されたりとお得ですよね。

しかし、現金払いは頭悪い・時代遅れと言い切ってしまうのも少し考えもの。
実は現金払いにもまだまだたくさんのメリットがあるため要は使い分けが重要です。

そこで本記事では、何故現金払いは頭悪いと言われてしまうのか、様々な理由から考察し、現金を使うことによるメリットについて解説します。

本記事を読めば、現金払いのデメリットだけでなく、若者も含めて現金払いを好んで使う理由や、現金も持っておいた方が良い場合などについても把握できます。

様々なキャッシュレス決済を駆使し、FP1級も取得している筆者マッピーが解説しているので、完全キャッシュレス派の方も現金派の方も、ぜひ最後まで読んでください。

【デメリット】ニコニコ現金払いは損?頭悪い・貧乏・時代遅れ・迷惑・うざいなどと言われてしまう理由

「いつもニコニコ現金払い」なんていうキャッチフレーズがあるほど、日本では長い間現金払いが定着していますよね。

しかし、2023年の日本では、クレジットカード・電子マネー・QRコード決済といったキャッシュレス決済が一気に主流となりました。

そんなキャッシュレス決済をメインにされている方からすると、「今どき現金払いは頭悪い」と思われるかもしれません。

中には「現金払いは迷惑、時代遅れ」と言い切ってしまう方も。

では、何故そのように言われてしまうのか、1つずつ考察していきます。

×キャッシュレスに比べ割高

クレジットカード・電子マネー・QRコード決済などの多くのキャッシュレス決済は、0.5〜1.5%程度のポイントが付与されますが、現金払いでは一切ありません。

仮にポイント還元率1%であれば、1万円の買い物で100ポイントも返ってくることになります。

つまりキャッシュレスは1%引きで買い物ができるのに対し、現金払いでは何も返ってこないので結果割高な買い物となり、それだけ損をしてしまうと考えられます。

×誰が触ったかわからず不衛生

お札や硬貨などの現金は不特定多数の人が触っているので、不衛生です。

中には、トイレの後に手を洗わない人や、クシャミを手で塞いで洗わず、そのままの手で現金に触る人も実際にはいます。

特に最近はコロナウイルスの影響もあり、そんな誰が触ったかわからない現金、あまり触れたくないのではないでしょうか?

キャッシュレス決済であれば、クレジットカードなら本人と店員さんだけ、電子マネーやQRコード決済なら基本的に本人以外は触れないので衛生面でも安心です。

×【やめてほしい】支払いに時間がかかるので、後ろが迷惑する

お店の会計時、現金払いだと財布の中を見て、硬貨を探して…といったように小銭をジャラジャラして会計するまでに時間がかかります。

特に後ろに他のお客さんがたくさん並んでいる状況だと待たせることになり、そんなモタモタしている姿を見て「現金払いは迷惑」「うざい」「やめてほしい」と感じてしまうようです。

その点キャッシュレスなら、下記の方法でスムーズに支払いが完了します。

  • クレジットカード    ⇨ 差し込むだけ、または通してサイン
  • 電子マネー(Suica等)  ⇨ スマホやカードを機械にかざすだけ
  • QRコード決済(PayPay等)⇨ アプリを立ち上げてQRコードを読み取ってもらう、または店のQRコードを読み取って金額を入れる

クレジットカードを差し込む、Suicaなどの電子マネーでかざす、これだけなら一瞬です。

この速さに慣れているからこそ、現金払いは迷惑と感じてしまうのかもしれません。

ただし、中には店員さんが電子マネー決済への切り替え作業やカードの読み取り機を出してきたりするのに時間がかかる場合もあり、現金払いの方が早いこともあります。

そのため一概には言えませんが、それでも全体的に現金払いの方が時間がかかる傾向にあります。

×ネット決済で手数料がかかる

インターネットで買い物をする際は、現金払いだと「代金引換」になるので手数料がかかり、キャッシュレス決済に比べ多くの金額を支払う必要があります。

例えばAmazonでは、代金引換による支払いは最低330円(税込)の代引手数料がかかります。

キャッシュレス決済では基本的にかからないことを考えると、現金払いならでは大きなデメリットです。

×紛失や盗難にあっても戻ってこない

現金は落としたり盗難にあっても、基本戻ってくることはまずありません。

例えばクレジットカードなら多くのカード会社では、紛失や盗難時に不正利用された場合、本人に重大な過失がなく、第三者によって不正利用されたとカード会社が認めれば、60日前までの利用について補償されます。

電子マネーやQRコード決済であっても、万が一スマホ等を落とした場合、連絡をすれば停止してもらえ、補償制度もあるので安心して利用できます。

しかし、現金にはそのような補償は一切ないため、それだけリスクが高いと言えるでしょう。

×ATMで出金する時間と手数料がかかる

ATM等で現金を出金するのには、時間と手数料がかかります。

具体的には下記のような手順が必要です。

  1. ATMまで行く
  2. ATMで並ぶ
  3. ATMで現金を引き出す(出金手数料がかかる)

条件によっては出金手数料無料になりますが、時間だけは必ずかかります。

特に給料日後の25日や26日頃はATMも混雑するので、並ぶ時間が無駄になってしまいますね。

また、出金手数料も1回あたり110円〜330円程と決して安くはありません。

キャッシュレス決済なら現金を引き出す必要がないため、この時間や手数料がもったいないと感じるのでしょう。

×使える金額は手持ちの金額まで

現金払いだと手持ち以上の金額は使えません。

特に高額な商品を買いたくなった場合、少々面倒です。

例えば、家電量販店で欲しいPCを見つけてもお財布にその金額が入っていなければその場で買うことはできず、ATMに行く手間がかかってしまいます。(出金するATMや時間帯によっては手数料が発生することも)

そんな時クレジットカード1枚持っていれば、高額商品でもその場で即購入できます。

×現金払い=貧乏?マネーリテラシーが低いと思われているから

今の時代、クレカやQRコード決済、電子マネーで支払えば平均して0.5~1%程度のポイントは付きます。

例えば、1万円のものをキャッシュレスで支払うと1%引きの9,900円で買い物ができることとほぼ同じです。

にも関わらず今時現金で支払うということは、そのような考えができないので、マネーリテラシーが低い=貧乏な人、と思われている可能性が考えられます。

現金払いを好んで使う理由とは?

次に現金払いをされている方が何故好んで現金を使うのか?考えられる原因を考察します。

①昔からずっと現金を使ってきたから

キャッシュレスが急速に普及したのはまだここ数年の話。

昔からずっと現金払いをしている方は現状に満足しているので、キャッシュレス決済の必要性を感じていないのかもしれません。

今からわざわざキャッシュレスなどの別の支払いに変更しようとは思わず、必要性を感じなければ無理して手を出すこともないでしょう。

これは若者でも年配の方でも同じです。

②キャッシュレスを使うのが怖い

クレジットカードは後払いの借金で怖いと考えている方はカードを使うのは抵抗があるでしょう。

また、電子マネーやQRコード決済などもたくさんあってよくわからず、使うのが怖いと考える方もいるようです。

今までずっと現金払いをしてきた方にとって、キャッシュレスは未知の世界なのかもしれません。

③何が得なのかわからないから、結局現金に落ち着く

普段現金払いをメインにされている方でも、キャッシュレスがお得というのはなんとなく耳に入っているのではないでしょうか?

ただ、お得とはいってもキャッシュレスは非常にたくさんの種類があります。

クレジットカード、電子マネー、QRコード決済。

Suica、PASMO、iD、QUICPay、PayPay、楽天ペイ、d払いなど非常にたくさんあり、今までキャッシュレスとは無縁だった方に、これらの違いを理解するのはほぼ不可能です。

また、どの店舗でどのキャッシュレスが使えるのか、そしてどれが自分にとって一番お得なのか調べる必要があり、んな面倒なら現金でいいやとなってしまうのではないでしょうか。

④そもそも現金以外で支払うなんて考えが頭にないから

①に近いかもしれませんが、いつも現金払いをしている方はキャッシュレス決済というものに、そもそも最初から頭にないのかもしれません。

昔からずっと現金払いなので、当然キャッシュレスなんて考えもしません。

さすがにクレジットカードを知らない方はほぼいないと思いますが、支払いは全て現金で当然という認識なので、「早い」「お得」なんて考えもしないのでしょう。

【参考】若者でも現金派の方は一定数いる

全体ではキャッシュレス派66%、現金派34%という調査結果が出ていますが、20~40代では70%以上がキャッシュレス派と回答

このようにキャッシュレス派と比べると割合は少ないものの、若者層にも好んで現金を使っている方は一定数います。

お店で会計時に現金で支払いをしている若者は、筆者も割とよく見かけます。

現金払いのメリット

現金払いのデメリットばかりが目立ってしまいましたが、では現金払いには一切メリットがないのでしょうか?

実は現金払いには、キャッシュレスにはないメリットがたくさんあります。

その点について1つずつ解説していきます。

◎実店舗ではほぼどこでも使える

現状の日本において、現金が使えないお店はほぼなくどこでも使えるのは大きなメリットです。

キャッシュレスはかなり普及したとはいえ、地方や個人店などを中心にまだまだ使えないお店は数多くあります。

また、キャッシュレス対応店舗でも全てのキャッシュレス決済が使えるわけではなく、例えば「クレジットカードは使えないがPayPayは使える」「楽天ペイは使えないが、Suicaなら使える」といったとこも存在します。

お店ごとにどのキャッシュレス決済が使えるのか確認しなければいけないのは意外に面倒ですが、現金ならそんな心配はほぼ無用です。(都市部を中心に、キャッシュレスのみ対応のお店も稀に存在しますが…)

◎不正利用の心配がない

現金払いは手持ちの現金以外使えないため不正利用される可能性はまずありません。

しかし、キャッシュレス決済では不正利用される可能性が少なからずあります。

例えば、下記のような事例です。

  • クレジットカード ⇨ 番号を盗用され不正利用された
  • QRコード決済     ⇨ 偽のQRコードを読み取ってしまい、お店ではなく不正者にお金が渡ってしまった

カードや電子マネーには不正利用による補償制度があっても、カード会社へ連絡をしたり警察へ被害届を提出したりと手続きに手間がかかるのは事実。

不正利用の心配をしなくてよいという点では、現金払いは安心です。

◎お金の管理がしやすい

財布の中を確認すればいくら使ったかすぐにわかるので、お金の管理がしやすいのも現金払いのメリットです。

例えば千円札を使ってお買い物をすれば、財布からそのまま1,000円がなくなるので、わかりやすいでしょう。

もちろんキャッシュレスでも、利用明細などを見れば収支はすぐに把握できますが、データではなく実際の現金を見て管理をしたいという方もいらっしゃいます。

そんな方には、すぐにお金の管理がしやすい現金払いが便利です。

◎現金払いの方が多くポイントがもらえるお店がある

お店によっては、現金で支払うとお店のポイントを多く付けてくれるところもあります

例えば大手家電量販店のビックカメラやヤマダ電機では、現金での支払いは基本10%のポイントが付与されますが、クレジットカードでは基本8%のポイント還元です。

※一部のキャッシュレス決済では、現金と同等のポイントを付与してくれるものもあります。

キャッシュレスはポイントで得をしているとはいえ、このようにお店独自のポイントを多く付けてくれるのであれば現金払いの方が得なケースも存在します。

そのお店でよく買い物される方は、現金払いの方が得かもしれません。

◎使いすぎを防止できる

現金払いなら手元にある金額以上のお金を使うことはできません。

お店でついつい魅力的な商品を見つけても、お財布にその金額以上のお金が入っていなければ買えないので、使いすぎ防止に役立ちます。

どうしてもその商品が欲しかった場合、ATM等で出金してくる必要があります。

手間も時間もかかり、購入するまでのハードルが上がるため、そういう意味でも使いすぎ予防に効果的です。

◎災害や通信障害に強い

日本は地震や台風など自然災害が多い国。
また、自然災害以外にも通信障害といったことも定期的に起きていますが、そんな状況でも現金は強いです。

例えば、通信障害では直近では下記のような事例があります。

【KDDI(au)の主な通信障害】
2022年7月2日午前1:35〜5日15:36にかけ大規模な通信障害が発生し、全国のau回線が非常に繋がりづらい状況となった。約3091万人に影響。

【NTTドコモの主な通信障害】
2022年12月17日午前7:50〜0:44に通信障害が発生し、西日本の一部利用者でインターネットが繋がりづらい状況となり、約240万人に影響。

通信障害が発生したら通信できずQRコード決済が使えない、といったことも十分考えられます。

また、災害で長時間の停電などが発生した場合、クレジットカードや電子マネーが使えなくなる可能性が高くなります。

そんな時でも、現金であれば使えないことはほぼないため安心です。

◎新しいことを覚える必要がない

キャッシュレス決済を利用するということは、利用するそのキャッシュレス決済の利用方法なども1から覚える必要があります。

例えば電子マネーやQRコード決済であれば、下記のような流れです。

  1. アプリのインストールや基本情報の登録
  2. チャージや決済などの利用方法を確認
  3. 対応店舗・非対応店舗をチェック

キャッシュレスの中でもクレジットカードは比較的簡単に利用できますが、利用明細を見るのにインターネットに繋げてログインする必要があったり、引き落とし日までに入金しておかなければいけないなど、現金払いに比べれば手間がかかることは間違いありません。

「新しいことを覚えるのが難しい」「スマホなどの操作が苦手」という方には、現金払いが安心できますね。

【現金払いはありがたい?】地方や個人店ではまだまだ現金払いが主流

地方や個人店ではキャッシュレスが使えないことも多く、まだまだ現金払いが主流となっています。

その主な理由は下記の通りです。

  • 高齢者の割合が多く、キャッシュレスを導入しても集客効果が見込めないため
  • キャッシュレスの導入費用や手数料が高く、店の負担が大きいから
  • 現金と違い入金まで時間がかかるので、資金繰りが厳しいため
  • 現金に慣れていて管理しやすいから
  • キャッシュレス導入するのが面倒だから

特にお店側からすると、キャッシュレスで支払いをされると入金も時間がかかり、数パーセント程度の手数料を事業者に支払わなければいけないので、メリットが少ないです。

管理もしやすい現金払いをしてもらいたいのが本音でしょう。

地方に住んでいて個人店を中心に買い物をされている方には、やはり現金こそが最強の決済手段です。

お客さんが多い都市部のお店ではキャッシュレス導入のメリットはあるものの、高齢者の割合が多くお客さんも少ない地方や個人店ではまだまだ現金が必要です。

まとめ:キャッシュレスがおトクだが、現金も併用しよう!

本記事では、現金払いが頭悪いと言われる理由の考察と、現金払いを好んで使う理由、現金払いならではのメリットについて解説しました。

キャッシュレス決済は確かに便利でお得ですが、現在の日本ではまだまだ現金が必要なことも多く、特に地方や個人店では現金払いが主流のため完全移行は難しいでしょう。

普段はキャッシュレス決済を中心に利用し、現金も併用して持っていれば困ることはほぼなくお得に利用できます。

以下の記事では、今までほぼ現金払いしか利用したことがないが、キャッシュレス決済に興味を持っている初心者におすすめのキャッシュレス決済について解説しているので、ぜひこちらも読んでみてください。

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今回のまとめ

・現金払いが頭悪いと言われてしまう理由は、ポイントが付かず割高、不衛生、支払いに時間がかかる、等が考えられる

・現金払いを好む理由は、昔からずっと使ってきてキャッシュレスを使うのが怖い、何が得なのかわからない、現金以外で支払うという考えがないから

・現金払いは、実店舗ではほぼどこでも使え、不正利用の心配がない、災害に強い、使いすぎも防止でき、新しいことを覚える必要がないなどのメリットがある

・地方や個人店ではまだ現金払いが主流のため、完全キャッシュレス移行は当分先

・キャッシュレスを利用しつつ、現金も併用するのがおすすめ