こんにちは、マッピーです。
「国民年金保険料はクレジットカード払いができると聞いたけど、ポイントは付くの?」
「国民年金払いでポイントが貯まる、おすすめのクレジットカードを知りたい」
このように国民年金保険料をクレジットカード払いにしようと考えているけど、ポイントを含めメリットやデメリットについて知りたい方は多いのではないでしょうか?
国民年金は会社員が加入する厚生年金と違い、自動で天引きされるわけではないので、少しでもお得に支払いたいですよね。
そこで本記事では、国民年金のクレジットカード払いはどれだけお得なのか、カード払いをする上での注意点、国民年金の支払いでポイントがたくさん貯まるおすすめのクレジットカードについて解説します。
本記事を読めば、国民年金はどんな方法でどのクレジットカードで納付すれば一番得をするのかわかります。
国民年金をカード払いにして、少しでも多くのポイントをゲットしたいと考えている方は、ぜひ最後まで読んでください。
目次
国民年金はクレジットカード払いなら、ポイントが貯まりお得
国民年金保険料は、納付書や口座振替、電子納付以外にクレジットカード払いも可能です。
クレジットカード払いならポイントを獲得できるため、納付書や口座振替等で支払うよりもお得です。
例えばポイント還元率1%のカードなら、これだけのポイントを獲得できます。 ※令和5年度の国民年金保険料の場合。
- 毎月払い ⇨ 年間1,980ポイント(毎月165ポイント)
- 6ヶ月前納 ⇨ 年間1,966ポイント(6ヶ月で983ポイント)
- 1年前納 ⇨ 年間1,947ポイント
- 2年前納 ⇨ 2年間で3,871ポイント
現金払い(納付書)では当然これらのポイントは一切付かないので、ポイント分だけカード払いの方がお得です。
【2023/2/20より】スマホ決済による納付もスタート
2023年2月20日より、QRコード決済(PayPayやau PAYなどのスマホ決済)による納付も開始されました。
利用方法は納付書に印字されたバーコードを読み取ることで、納付が完了するというもの。
対応しているQRコード決済は下記のとおりです。
【対応しているスマホ決済(2023年3月現在)】
- au PAY
- d払い
- PayPay
- PayB
納付するための手数料はかからず、納付書で支払っている方はコンビニまで行かずとも自宅で簡単に支払えるメリットがあります。
また、au PAYなら一部のクレジットカードからチャージすればチャージ時のポイントを獲得できますが、2年前納ができないなど、クレジットカード利用よりメリットは少ないので、あえてこちらを選ぶ理由は小さいでしょう。
【メリット】
- 銀行や郵便局、コンビニに行かなくてもその場で支払いができる
- 一部のクレカならチャージ時にポイントが付く(au PAYのみ)
【デメリット】
- 割引率が最も高い2年前納ができない(一度に30万円までの納付上限があるため)
- 決済時によるポイント付与なし(au PAYのみ3/31まで200円につき1Pontaポイント付与)
口座振替は保険料が安くなるが、クレジットカード払いがおすすめな理由
国民年金の口座振替(早割・前納)を利用すると、割引があるためお得です。
しかし、その割引があってもクレジットカードの方がおすすめです。
何故お得なのか、その理由をこれから解説します。
◎口座振替の割引額より、カードのポイント還元率の方が大きい
クレジットカード払いなら一部カードを除き、ポイント還元されるためその分得をしますが、口座振替(早割・前納)であれば割引があります。
では、「割引があるなら口座振替の方がいいのでは?」と疑問に思った方もいるのではないでしょうか?
確かに口座振替では納付書やクレジットカード払いに比べ国民年金保険料は安くなりますが、0.5%還元以上のクレジットカード払いなら、口座割引よりポイント還元率の方が高いため、カード払いの方がお得です。
下記の比較表をご覧ください。
【令和5年度の国民年金保険料の例】
毎月 | 6ヶ月前納 | 1年前納 | 2年前納 | |
国民年金保険料(カード・現金・QRコード決済) | 16,520円 | 98,310円 | 194,720円 | 387,170円 |
国民年金保険料(口座振替) | 16,470円 (早割) |
97,990円 | 194,090円 | 385,900円 |
カードのポイント(0.5%) | 82ポイント | 491ポイント | 973ポイント | 1,935ポイント |
口座振替による 割引額 |
50円 | 320円 | 630円 | 1,270円 |
差額 | 32円分カード払いがお得 | 171円分カード払いがお得 | 343円分カード払いがお得 | 665円分カード払いがお得 |
0.5%還元のクレジットカード払いでも、これだけ差があることがわかります。
1%還元以上のクレジットカードで支払えばさらに大きな差となるため、少しでもお得に納付したいのであればクレジットカード払いがおすすめです。
◎支払日を遅らせることができる
口座振替であれば振替日までに引き落とされる額以上の金額を口座に入金しておく必要がありますが、うっかり忘れてしまうことや、お金が足りない場合もあるでしょう。
クレジットカードであれば納付日にカード会社が一時的に立て替えて支払ってくれるため、利用者に請求が行くのはその1〜2ヶ月後になります。
例えば、1/17に国民年金の請求がカードに来ても、利用者がその日に支払うわけではなく、実際に支払うのはカードの引き落とし日の2/26になる、といったイメージです。
もちろん一括払いなので手数料はかかりません。
他のカードの請求と一緒に支払うだけなので、引き落とし用の口座残高がいつもギリギリの方や、入金するのを忘れやすい方にはカード払いは特におすすめです。
2年前納なら保険料が約15,000円割引で、さらにお得
国民年金は毎月払いではなく、まとめて前払い(前納)にすれば割引がありさらにお得です。
6ヶ月前納、1年前納、2年前納とあり、もっとも割引額が高いのは2年前納となります。
2年前納ならほぼ1ヶ月分の国民年金保険料に相当するので、かなりお得ですね!
割引額が大きいので、資金に余裕のある方は前納がおすすめです。
【クレジットカード、または現金で前納した場合の割引額】
- 6ヶ月前納 ⇨ 810円分お得
- 1年前納 ⇨ 3,520円分お得
- 2年前納 ⇨ 14,830円分お得
納付書で実質クレジットカード払いをする方法
日本年金機構から送られてくる納付書ではクレジットカード払いはできませんが、ある方法を使えば実質クレジットカード払いが可能となります。
納付書でもカード払いをしたい方、手続き完了までの間もカード払いをしたい方は、下記の方法ならクレジットカードが使えます。
ファミリーマートで支払う(JCBカード+ファミペイ)
JCBブランドのクレジットカードとファミリーマートのスマホ決済アプリ「ファミペイ」を使えば、ファミリーマートで実質クレジットカード払いが可能です。
その方法は、「ファミペイ」アプリをインストール、JCBブランドのクレジットカードを登録しチャージ、ファミペイで支払うだけです。
①「ファミペイ」をインストールして基本情報を登録する。
⇩
②ファミペイチャージでクレジットカードを選び、JCBブランドのカードを登録する。
⇩
③登録したカードからファミペイにチャージして、ファミリーマートでファミペイ払いする。
この方法であれば、クレジットカードからファミペイにチャージした際にカードを利用しているので、実質カード払いが可能です。
クレジットカードによってはファミペイチャージでもポイントが付与されるだけでなく、国民年金を含む公共料金の支払いでは、ファミペイボーナス10ポイントが付与されるためお得です。
ファミマTカード以外のクレジットカードでは1ヶ月のチャージ上限額は2万円まで(1日15,000円まで)です。また、ファミペイチャージでポイント付与対象外カードもあるので、利用する際はよく確認しましょう。(例:楽天カード、JCB CARD Wなど)
セブンイレブンで支払う(セブンカード・プラス+nanaco)
セブンカード・プラスをお持ちの方なら、nanacoを利用することにより実質クレジットカード払いが可能です。
その方法は、セブンカード・プラスからnanacoへチャージし、セブンイレブンでnanaco払いをするだけです。
nanacoの会員メニューからクレジットカードの事前登録をして、セブンカード・プラスからnanacoチャージをすれば0.5%分のポイントを獲得できるためお得です。
セブンカード・プラス以外のクレジットカードからnanacoチャージはできません。
スマホ決済で支払う
先程紹介した、PayPayやau PAYなどのQRコード決済を使えば実質クレカ払いができます。(d払いはクレカチャージ不可)
au PAYなら一部のクレジットカード、PayPayならPayPayカードからチャージが可能で、チャージした残高を使って納付書に印字されたバーコードを読み取れば支払いが完了します。
また、au PAYなら一部のクレジットカードからチャージでポイントが付与されるため、ポイント分お得になります。(PayPayはポイントが付きません)
国民年金をクレジットカードで納付する場合の注意点
国民年金をクレジットカードで支払うとポイント分得をすることがわかったところで、次に注意点についても解説します。
×ポイント付与対象外や、還元率の低いクレジットカードがある
全てのクレジットカードで通常時と同じポイントが付与されるわけではありません。
中にはポイント付与対象外のクレジットカード、またはポイントは付与されるけれど、通常のポイント還元率よりも低く設定されているカードもあります。
例えば、下記のクレジットカードは国民年金の支払いでポイント付与対象外、またはポイント還元率が大幅に下がるので、他のカードを利用しましょう。
【ポイント付与対象外カード】
- dカード
- 三井住友カード
【ポイント還元率が大幅に下がるカード】
- 楽天カード(国民年金保険料は0.2%〉
×手続きに2ヶ月程時間がかかる
国民年金をクレジットカード払いに変更するには、手続きにかなり時間を要します。
手続きするには「国民年金保険料クレジットカード納付(変更)申出書」を記入して、郵送、または年金事務所の窓口に提出をしますが、2ヶ月程時間がかかります。
手続き完了までの間は、従来の支払い方法で納付することになります。
すぐにカード払いができるわけではないので注意しましょう。
ちなみに「国民年金保険料クレジットカード納付(変更)申出書」は日本年金機構の公式ページからダウンロード、年金事務所の窓口、役所の保険年金課で入手できます。
×コンビニや金融機関でクレジットカード払いは不可
日本年金機構より送られてくる納付書で支払う場合、クレジットカードは使えません。
銀行や郵便局、コンビニに納付書を持参し、クレジットカードで支払おうとしても受付てくれないので注意が必要です。
ただし、先程紹介したファミリーマートのスマホ決済サービス「ファミペイ」や、セブンイレブンの電子マネー「nanaco」、スマホ決済のau PAYを利用すれば、実質クレジットカード払いにできます。
納付書でもカードで支払いたい方は、この方法がおすすめです。
×カードの利用限度額が少ない場合は、限度額オーバーの可能性あり
クレジットカードには、ショッピング枠20万円、キャッシング枠5万円といった利用できる限度額が個人の信用に基づいて設定されています。
その限度額を超えての決済はできません。
国民年金の支払いで気をつけなければいけないのが、このショッピング枠です。
特に国民年金保険料がオトクな「1年前納」や「2年前納」は保険料が高額になります。
例えば2年前納であれば385,900円となり、ショッピング枠20万円や30万円では限度額が足りずクレジットカード払いができなかった、ということになりかねません。
万が一引き落としができなかった場合は、日本年金機構から納付書が送られてきて、その対象期間は毎月の納付の扱いとなってしまうので注意しましょう。
ご自身のクレジットカードの利用限度額を確認し、不足しているようであればより限度額の高い他のクレジットカードに変更、または増額の申請をするなどの対応が必要です。
※増額申請は審査があります。
×変更時は再度手続きが必要
クレジットカードに変更があった場合は、その旨手続きが必要です。
例えば下記のような場合、「国民年金保険料クレジットカード納付(変更)申出書」に記入し、変更手続きをする必要があります。
うっかり忘れてしまった場合はカード払いできないので、十分注意してください。
- 紛失や盗難に遭い、クレジットカード番号が変わった
- カードの有効期限が到来した(一部のカードは除く)
国民年金の支払いでポイント還元率が高い、おすすめのクレジットカード
ここでは、国民年金の支払いに多くのポイントを獲得できる、おすすめのクレジットカードを紹介します。
①エポスゴールドカード
通常のポイント還元率は0.5%と高くはありませんが、エポスゴールドには「選べるポイントアップショップ(選3)」というサービスがあり、よく利用する加盟店を3つまでポイント3倍(1.5%還元)に大幅にアップすることが可能。
選3の対象加盟店の中には「国民年金」があり、ポイントが3倍貯まる高還元率クレジットカードです。
さらに、年間50万利用で2,500ポイント、年間100万円利用で10,000ポイントのボーナスポイントも付与されます。
国民年金保険料を支払いしていれば年間50万円は割とすぐに到達できるので、ボーナスポイント分さらに得をする可能性が高くなります。
通常の年会費は5,000円(税込)かかりますが、ノーマルのエポスカードを使い続けてインビテーションをもらう、または年間50万以上利用すれば年会費は永年無料になります。
数あるクレジットカードの中でも、特におすすめ。
②リクルートカード
年会費無料でありながら、ポイント還元率1.2%と高還元率が特長。
一般的なクレジットカードのポイント還元率は0.5〜1%が多い中、1.2%は非常に優秀な数字です。
貯まったポイントはPontaポイントやdポイントなどにも交換できるため、使い道にも困りません。
メインカードとしても十分活用でき、国民年金の支払いでもポイントがガンガン貯まります。
まとめ:2年前納+クレジットカード払いがおすすめ!
今回は、クレジットカードで国民年金を支払うとどれだけお得なのか、その注意点と、おすすめのカード、納付書で実質カード払いをする方法について解説しました。
カード払いでポイントを獲得するにはどんなカードでもよいわけではなく、高いポイントを得るためにはカード選びは特に重要です。
以下の記事では「エポスゴールドカードで国民年金をまとめて支払うお得な方法」について詳しく解説しているので、こちらの記事もぜひ合わせてご覧ください。
・国民年金はクレジットカード払いでポイントを獲得できる(一部カードを除く)
・口座振替なら割引があるが、カードのポイント還元率の方が大きい
・国民年金は前納でさらに安くなる
・カードで支払う場合は、ポイント付与対象外や還元率が低いカード、手続きに時間がかかること、限度額オーバーには注意
・エポスゴールドやリクルートカードは特にポイント還元率が高くおすすめ
・ファミペイやnanaco、au PAYを使えば、納付書でも実質クレジットカード払いができる