住居費

賃貸と持ち家どちらが良いか考えてみた。それぞれメリットデメリットあり

皆さんこんにちは、マッピーです。

今回は、今まであまり取り上げなかった住宅の賃貸と持ち家に関するお話です。

よくニュースなどで「賃貸と持ち家、どっちがお得?」なんて話題になったりしますが、住む環境や考え方にもよるので、どちらが良いというのは決められません。

それぞれのメリットやデメリットについて記事にしてみましたので、「家を買おうか迷っているけど、このまま賃貸住まいの方が良いかな?」などと迷っている方に、是非一度参考になればと思います。

◆賃貸のメリット:いつでも引っ越しができるため、ライフスタイルに合わせて住居が変えられる。設備の故障や自然災害で壊れても修理費は大家持ち

まずは、賃貸のメリットからお話したいと思います。

賃貸の一番のメリットは、いつでも引っ越しができる気楽さや、ライフスタイルの変化に応じて住居を選べること。

例えば、今の住まいに飽きたので引っ越しするのもよし、転職して会社が遠くなったので近くに引っ越ししてもよし、収入が減ったので家賃が安いところに引っ越すのもよいのです。

つまり、どのような理由であれ環境に合わせて自由に引っ越しができるのは、賃貸最大のメリットと言えるでしょう。

また、住居設備の老朽化や故障、自分の過失ではない建物の損壊についての修繕費用は、大家さん負担となります。

自分の過失ではない建物の損壊とは、例えば、台風や地震などの自然災害による建物の損壊が該当します。

そのため、日本では多い自然災害に遭ってもご自身で費用を負担する必要はないので、金銭面では比較的安心して暮らせます。

◇賃貸のデメリット:一生家賃を支払い続けなければいけないこと、リフォームも難しい!更新料や保証人、保証会社も必要で、高齢になると借りるのが難しくなる

賃貸のデメリットは、一生家賃を支払い続けなければいけないということ。

持ち家は長期ローンを組んでいずれ完済しますが、賃貸の場合はずっと支払わなければなりません。

また、持ち家と違いリフォームなども自由にできません。

そして、賃貸は入居希望をする度に保証人を求められたり、定期的に保証会社に保証料の支払いが必要など、家賃以外に支払いも発生する可能性があります。

2年ごと(あるいは1年ごと)の更新が必要で、更新の度に1ヶ月の家賃相当の更新料が発生することも多いですね。

また、賃貸は高齢になると借りるのが難しくなるので、そこもデメリットでしょう。

◆持ち家のメリット:住宅ローンの支払いが終われば自分の物になること、リフォームなども自由にできる

一方で持ち家の最大のメリットは、住宅ローンの支払いが終わり、完済すれば自分のものとなるため、その後は支払いがなくなること。

もちろん、固定資産税や都市計画税等の税金の支払いは必要ですが、住宅ローンがなくなるだけでかなりの負担軽減になるでしょう。

また、賃貸と違いリフォームをするのも完全に自由です。

内装をこうしたい、ああしたい、と思って自由に変えられるのは、賃貸にはない大きなメリットかと思います。

 

◇持ち家のデメリット:住宅ローンの支払いが完済するまで完全に自分の物にはならず、引っ越しも難しい!完済しても資産価値は低く、メンテナンス費用や固定資産税等もかかること

持ち家の最大のデメリットは、住宅ローンを完済しなければ完全に自分のものにはならないということ。

例えば、首都圏で新築一戸建てを建てるとなると、一般的な会社員が一括で支払いするのは難しく、多くの方は35年程の長期ローンを組むことになるでしょう。

今は大企業ですらリストラや倒産は普通にある時代です。

そんな不安定の時代に、35年もの長期ローンを背負うのは大きなリスクになることは必須。

万が一、一定期間支払いができないと金融機関から督促状・催告書が届きます。

そして、約半年間延滞が続いてしまうと、金融機関から保証会社へ住宅ローンの一括支払い請求がされます。(保証会社が金融機関へ残りのローンを返済する)

その後、その保証会社が住宅ローン債務者へ不動産競売の申し立てが行われてしまいます。(任意売却もあり)

また、延滞をすると信用情報に傷がつき、個人信用情報機関に記録されるので、今後クレジットカードなど作るのも厳しくなります。

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さらに、たとえ完済したとしても建物の資産価値はほとんどなくなっている可能性が高く、逆に35年も経てばリフォームをしなけばいけない程傷んでいる可能性があり、ローンは完済しても修繕費用などがかかります。

他にも、固定資産税や都市計画税などの税金はずっとかかりますし、定期的なメンテナンス費用もあります。

そして、引っ越しなども難しいため、ライフスタイルが変わった場合は要注意です。

その土地に縛られることになるので、例えば会社員の方は会社から転勤を命じられてしまったら、家族と離れて単身赴任をしなければいけなくなります。

また、周りに変な人がいてもずっとそこに住まなければなりません。

最悪、賃貸に出すという方法もありますが、上手く借り手が見つかるとは限らず、現実的ではないかもしれません。

普通の会社員は、都心に新築の購入は控えた方が良い

都心に新築一戸建てや新築の分譲マンションとなると、安くても5,000万円以上かかり、高ければ億単位の金額になります。

それだけの資産がある方なら別ですが、先ほども少しお話しましたが、会社員であればほとんどの方は35年程のローンを組むことになります。

この不安定な時代に、35年もの間ずっと支払いを続けられる保証はどこにあるのでしょう?

万が一、支払いができないと競売にかけられ、それでも住宅ローンを完済しきれない可能性があり、その場合は残りの金額を返済し続けなければなりません。

信用情報にも傷がつき、今後ローンを組んだりクレジットカードを作ったりするのも難しくなるのです。

このような非常に大きなリスクがあるため、普通の会社員の方が都心に新築の購入をするのは控えた方が良いと言えます。

総合的判断をすると、賃貸と持ち家はどちらが良いか?マッピーは賃貸派です。

それでは賃貸と持ち家どちらが良いか?

これは人それぞれの考えや事情があるので、どちらが良いのか決めることはできませんが、マッピーは賃貸派です。

何故なら、ライフスタイルに応じていつでも住居を変えられるため、賃貸の方がはるかにリスクは低いためです。

現在の住居の家賃の負担が大きいと感じればより安いところに引っ越せますし、子供ができればより広い家に、新たな土地に住んでみたいといった理由でもいつでも引っ越すことが可能です。

また、この不安定な時代に多額のローンを組んでまで家を買おうとも思いません。(億単位の資産があれば別ですが)

会社員としてこの先ずっと安定した収入を確保できる保証はありませんので、住居ローンを支払えなくなったらそれでアウトです。

ただし、FIRE達成後はさらに支出を抑えるつもりなので、田舎の安い中古物件を購入し、家賃を抑えようと考えています。

それでもどうしても持ち家が欲しいなら、郊外の安い中古物件がオススメ!

新築買うのもリスクが大きすぎるし、かといってずっと賃貸で家賃を支払い続けるのも大変です。

そこで普通の会社員でもオススメしたいのが、郊外にある安い中古物件を買うこと。

都市部も含め全国的に空き家は増えており、中にはお買い得な中古物件もあります。

例えば、高くても1,000万円以下位の中古物件を買えば、たとえローンを組んだとしても新築とは違い、負担する金額は段違いに少ないためローンの完済も早く、完済してしまえば賃貸のように家賃を支払う必要もなくなります。

また、一括で支払いができればすぐに自分のものになるので、毎月の住宅ローンや家賃の支払いから開放されるというわけです。

中古なのでリフォームやメンテナンスは必要になる可能性もありますが、新築に比べ断然安く手に入ります。

会社員の方であれば会社に通勤できる範囲で探すと良いでしょう。

 

以上、今回は賃貸と持ち家、どちらが良いのかについてお話しました。

それぞれメリット、デメリットがあるので、どちらが良いかよく考えてみると良いでしょう。

それでは。

今回のまとめ

・賃貸はライフスタイルに応じていつでも引っ越しができ、災害で建物が損壊しても修繕費用は大家さん負担

・賃貸は一生家賃を支払い続けなければならず、リフォーム不可、保証人や保証会社が必要で、高齢になると借りるのは難しくなる

・持ち家は完済すれば自分のモノになりリフォーム等も自由

・持ち家は長期ローンを組む必要があり、引っ越しも難しい!住宅ローンを支払えないと競売にかけられ信用情報にも傷がつく。

・完済する頃には資産価値はほとんどない場合が多く、固定資産税等の税金の支払いも必要

・普通の会社員が都心に新築を購入するのはあまりにリスクが大きいため、郊外の中古物件がオススメ