交通費

電車の定期券は1駅2駅先の駅まで買った方がお得なワケ

皆さんこんにちは、マッピーです。

昨年からの新型コロナウイルスの影響で、今は在宅勤務をされている方も増えているかと思います。

といっても、在宅勤務ができず通常通り会社へ出勤されている方もまだまだ多いでしょう。

そこで今回は、主に会社へ通勤されている方へ向けての内容で、電車の定期券は1駅2駅先を買った方がお得というお話です。

自宅の最寄り駅から会社の最寄り駅まで何気なく定期を買っている方、もしかしたら1駅2駅先まで買っても料金が変わらないかも?

是非最後までお付き合い下さい。

電車の定期券は、1駅2駅先を買っても定期代は変わらないことがある

電車の定期券は、1つ2つ先の駅まで購入しても料金は変わらないことがあります。

そこで首都圏の鉄道会社を例に、いくつか例を挙げてみます。(下記は全てICカード運賃です)

まずはJR東日本のJR山手線で、池袋から原宿までの運賃は片道168円(定期代5,270円)ですが、2つ先の駅である恵比寿まで買っても料金は全く同じです。

次に私鉄の西武池袋線は、所沢から練馬まで片道272円(定期代10,280円)ですが、1つ先の駅である桜台までは同料金になります。

最後に私鉄の京王線で、新宿から千歳烏山まで買うと、片道178円(定期代6,680円)になりますが、1つ先の駅である仙川までは同じ料金です。

このように鉄道会社各社、1駅2駅先の駅まで買っても料金は変わらないことがわかりました。

ということは、使う使わないは別として、料金が一緒であれば、ひとまず先の駅まで買っておいた方が得ということです。

もしかしたら電車で遊びに行くときに定期券を使うかもしれませんし、もし1駅2駅先の駅は使わなかったとしても、さらにその先の駅で降りる場合は、先の駅まで買っていることで料金が安くなる場合があります。

今回は1ヶ月定期代のみ例に挙げましたが、3ヶ月、6ヶ月定期を購入されている方も同様です。

電車の運賃や定期代は、Yahoo!路線情報や乗換案内NAVITIMEなどで簡単に確認できるので、ご自身の使っているルートの料金を調べてみることをオススメします。

そして、料金が安くなるなら次からは1駅2駅先の定期券を購入しましょう!

出勤日数が少なめの場合は、無理して定期を買うより回数券やSuicaを使った方がお得

有休を使って1ヶ月の出勤日数が少なくなる場合や、そもそもフルタイムで働いていない方は定期券を購入すると逆に損な場合があります。

それでは、先程と同じ鉄道会社でのルートを例に挙げてみます。

JR山手線で池袋から恵比寿までは定期代5,270円ですが、これを出勤日数で割ると5,270円÷336円(往復分)=15.68日となり、1ヶ月の定期券を買った場合、16日以上出勤すれば元は取れますが、15日以下の場合は定期券を買わずSuicaなどで支払った方がお得になります。

西武池袋線の所沢から桜台は定期代10,280円で、10,280円÷544円(往復分)=18.89日

京王線の新宿から千歳烏山は、定期代6,680円÷356円(往復分)=18.76日

全て調べたわけではありませんが、私鉄の場合は1ヶ月の定期券なら、19日以上出勤しないと元が取れないことになります。

フルタイム(完全週休2日制)で働いている方は1ヶ月の出勤日数20~21日くらいと思われますので、その場合、有休を使ったりなんらかの事情で2日以上休んだ場合は、定期券を買わない方が得ということになりますね。

もちろん、通勤だけでなく遊びや買い物に行ったりするのに定期券を使っている場合はこの限りではありませんので、そういう方はその分も考慮してください。

次に回数券です。

回数券は鉄道各社、運賃10枚分の料金で11回利用できる回数券を販売しています。

10回の運賃で11回使えるのでお得です。

ただし、回数券の購入はクレジットカードを使えない鉄道会社もあるので、カードのポイント獲得も考えている方は注意して下さい。

これ以外にも鉄道会社によっては、時差回数券や土休日割引回数券も出していますね。

有効期限も3ヶ月程あり、場合によってはSuicaなどの交通ICカードよりお得な場合もあるので、回数券についても検討してみてください。

また、回数券についても1駅2駅先を購入しても金額が変わらない場合があります。
その金額で行ける一番先の駅まで買っておくほうがお得ですよ。

管理人のマッピーは私鉄沿線に住んでおり終着駅まで行くため、定期券をそこからさらに1駅2駅先の駅まで伸ばすことはできませんが、自宅の最寄り駅の方を2駅先まで伸ばして定期券を買っています。

結果、定期代は同じでした。
たまに逆方向も行くため、お得に利用できています。

会社が認めてくれない場合や、定期券の領収書などの提出が必要な場合は難しい

出勤日数が20日以上あり、1駅2駅先までの定期券を買った方が得だと判明した場合、次回から購入をしたいところですが、注意点もあります。

まず勤務している会社がこれを認めていない、または定期券を買った証明書を出せと言ってくる場合です。

通勤費をもらっている以上、会社が認めてくれなければこの方法は使えませんし、定期券を買った領収書などの提出を求めてくる会社も未だにあります。

その場合は仕方ないので諦めるしかありません。

ご自身の会社で問題がないか確認してから実践しましょう!

以上、今回は定期券は1駅2駅先を買うとお得になる場合がある内容についてお話しました。

ご自身の通勤ルートから1駅2駅先の駅まで買っても料金が変わらないかどうか是非一度調べてみてください。

それでは。

今回のまとめ

・定期券は1駅2駅先の駅まで買っても料金が変わらない場合がある

・JRの場合は16日以上、私鉄の場合は19日以上出勤しないと1ヶ月の定期代の元は取れない場合がある

・定期券だけでなく、10回の料金で11回乗れるなどのメリットがある回数券も含めて要チェック

・回数券はカードが使えないことがあり、その場合はポイントが獲得できない

・1駅2駅先の駅までの定期券購入を会社が認めていない場合や、領収書などの提出が必要な場合は難しい