こんにちは、マッピーです。
「モバイルSuicaでポイント還元率を少しでも上げる方法を知りたい」
「そもそもモバイルSuicaって通常はどのくらいポイントが付くの?」
モバイルSuicaを使っている、または使おうと考えている方にとって、ポイント還元率について詳しく知りたい方は多いのではないでしょうか?
電車も乗れて普段の買い物もスマホをかざすだけで完了する便利なモバイルSuicaですが、実はただそのまま使うだけでは一切ポイントが付きません。
何故なら、モバイルを含むSuicaなどの交通系電子マネーには、決済したことによるポイントバックがないからです。
ただし、クレジットカードからチャージをしたり、JREポイントに登録するだけで高還元率が得られる交通系電子マネーへと変身します。
そこで本記事では、モバイルSuicaの還元率を上げる具体的な方法、チャージにおすすめのクレジットカード、ポイント還元率を最大4倍にする方法等を解説しています。
本記事を読むことで、初めての初心者でもモバイルSuicaを使って高還元率を得る方法がわかります。
モバイルSuicaを使って少しでも多くのポイントを獲得したいと考えている方は、ぜひ最後までチェックしてください。
目次
モバイルSuicaの基本還元率は何もしなければ0%!?
程も少し触れましたが、モバイルSuicaには決済したことによるポイントバックはないため、そのまま利用しても一切ポイントは付与されません。
また、モバイルSuicaはクレジットカードがなくても使えますが、現金からチャージしてしまうと何もポイントは付かないのです。
コンビニやセブン銀行ATM、モバイルSuicaチャージ専用機を使えば現金でチャージはできますが、ポイントを考えるとこの方法はおすすめできません。
現金でモバイルSuicaへチャージして、電車に乗る・買い物をする、これだけでは全て還元率は0%になります。
モバイルSuicaのポイント還元率を上げる方法
そのまま利用しても還元率のないモバイルSuicaのポイント還元率を上げる、具体的なやり方について順番に解説します。
①クレジットカードからチャージする
チャージは現金からではなく、クレジットカードからチャージすればチャージ時のポイントを獲得できます。
例えば、0.5%還元のクレカなら0.5%分のポイントが、1%還元であれば1%分のポイントが付くので、できる限り還元率の高いクレジットカードを選ぶのがポイントです。
【1万円をモバイルSuicaへチャージした場合の例】
- 現金 ⇨ ポイント還元なし
- 0.5%還元のクレジットカード ⇨ 50ポイント獲得
- 1%還元のクレジットカード ⇨ 100ポイント獲得
また、クレジットカードだけではなく、VISAやMastercardなどの国際ブランドが付いたプリペイドカードやデビットカードも利用できるので、クレジットカードを持っていない方や使いたくない方はこれらを使う方法もあります。
「チャージは現金ではなく、ポイントが付くクレジットカード(プリペイド・デビット)から」と覚えておくとよいでしょう。
モバイルSuicaアプリからクレジットカードを登録するには本人認証(3Dセキュア2.0)に対応しているカードが必要です。ただし、Google Payから登録してチャージする場合はその限りではありません。
※ポイント付与対象外カードに要注意
クレジットカードなら何でもよいわけではなく、中にはモバイルSuicaなどの電子マネーへのチャージでポイント対象外としているカードもあります。
また、チャージでポイントは付くけれど、還元率が下がったりポイント対象が○○円までといった制限付きのカードもあるので、利用する際は十分注意しましょう。
【ポイント還元対象外のカード一例】
- 楽天カード ※楽天ペイからのチャージなら0.5%還元
- au PAYカード ※au PAYアプリからの残高チャージは0.5%還元
- 三井住友カード
- dカード
- JCB CARD W など
【通常のポイント還元率と異なり、付与に制限のあるカード一例】
- リクルートカード(JCB)⇨ 還元率0.75%で月間3万円利用までが対象(VISAとMastercardブランドは、月間3万円まで通常の1.2%還元)
②JRE POINTに登録してから利用する
JRE POINTとは、JR東日本グループの共通ポイントサービスで、モバイルSuica(カード型Suicaは含む)をJRE POINTに登録することにより、電車利用やJRE POINT加盟店でのSuica決済などでポイントが獲得できます。
例えば、下記のようなポイントが貯まります。
- JR東日本の在来線に乗車 ⇨ 50円ごとに1ポイント(還元率2%)
- 定期券を購入 ⇨ 50円ごとに1ポイント(還元率2%)
- JRE POINT加盟店でSuica払い ⇨ 100円、または200円ごとに1ポイント(還元率0.5〜1%)
特に電車に乗るだけで2%ものポイントが獲得できるのはデカイですね。(カード型では200円ごとに1ポイント)
また、定期券でもJRE POINTが付くので、サラリーマンやOLの方は会社へ通勤するだけで毎月たくさんのポイントをゲットできます。
貯まったポイントで美味しいランチを食べに行ったりもできますね。
【例】
毎月15,000円の定期券を購入 ⇨ 毎月300ポイント(年間3,600ポイント)
その他にも、駅ビルで買い物や、えきねっとの利用、JRE MALLの利用などでもJRE POINTを獲得できるので、これらを利用すればガンガンポイントが貯まります。
ちなみに貯まったJRE POINTは1ポイント1円でSuicsへチャージしたり、グッズなどの商品交換、駅ビルでポイントを利用できるので、使い道は豊富です。
モバイルSuicaチャージにおすすめのクレジットカード
次にモバイルSuicaチャージで高還元率を獲得できる、おすすめのクレジットカード(バーチャルプリペイドカード)を紹介します。
①ビックカメラSuicaカード
JR東日本グループが発行しているビューカードとビックカメラが提携して発行しているクレジットカード。
一番の特長は、1.5%という高還元率でモバイルSuicaへチャージが可能なこと。(1,000円につき15ポイント)
電子マネーチャージでポイント付与対象外のカードも多い中、Suicaチャージで1.5%還元は非常に優秀な還元率です。
また、通常のクレジットカード利用した場合でもポイント還元率が1%と高めなのも◎。
モバイルSuicaへ高還元率でチャージできるクレジットカードとして利用できるので、ビックカメラを使わないユーザーにもおすすめです。
【ここが◎】
- 年会費が実質無料で持てる唯一のビューカード(年1利用で無料)
- モバイルSuicaチャージで1.5%還元
- ビックカメラでの買い物で、現金払いと同等の10%還元
- 通常のクレジットカード利用でもポイント還元率1%と高い
【ここが×】
- 年1回利用しないと年会費が無料にならない
- 通常のクレジットカード利用だと、JRE POINT0.5%とビックポイント0.5%でポイントが分散される
②リクルートカード(VISA・Mastercard)
リクルートカード(VISA・Mastercard)は、リクルートと三菱UFJが提携して発行しているクレジットカード。
国際ブランドはVISA、Mastercard、JCBとありますが、モバイルSuicaチャージにおすすめなのはVISAとMastercardです。
1.2%という高還元率でありながら、年会費無料なのが特長。
貯まったポイントはリクルートのサービスで利用したり、Pontaやdポイントなどにも交換できるので使い道も豊富です。
通常のポイント還元率が高いため、モバイルSuicaチャージだけでなく、普段のメインカードにもおすすめ。
【ここが◎】
- 年会費無料
- 通常利用でも、モバイルSuicaチャージでも1.2%の高還元率
- リクルート系サービス(じゃらんやホットペッパーなど)で最大4.2%還元
【ここが×】
- モバイルSuica等の電子マネーチャージでポイントが付与されるのは、月間3万円の利用まで
③エポスゴールドカード
2023/8/31を持って選べるポイントアップショップから「モバイルSuica」が終了します。(新規登録は8/6まで)
これにより、モバイルSuicaチャージでお得なカードではなくなりました。
マルイグループのエポスが発行しているクレジットカード。
通常のポイント還元率は0.5%ですが、選べるポイントアップショップ(選3)で「モバイルSuica」を選べば3倍の1.5%還元になります。
さらに、年間利用額に応じてボーナスポイントも付与されます。、(50万円利用すれば+2,500ポイント、100万円利用では+10,000ポイント)
ゴールドカードを取得するにはノーマルカードを使い続けてゴールドカードのインビテーションをもらうか、年会費5,000円を支払ってゴールドカードを申込みする必要がありますが、年間50万円以上利用すれば年会費は永年無料になるのでとてもお得です。
【ここが◎】
選3でモバイルSuicaを選べばチャージで1.5%還元- 年間50万円以上、またはインビテーションをもらえば年会費永年無料(通常は5,000円)
- 年間50万円以上利用で2,500ポイント、年間100万円以上利用で10,000ポイント付与
【ここが×】
- 年会費を無料にするためには条件をクリアしなければならない
- 通常のポイント還元は0.5%なのでやや低い
④TOYOTA Wallet
※TOYOTA Walletの1%還元は、2024/3/31を持って終了します。2024/4/1以降はこの方法でポイントは付きません。
TOYOTA Wallet(トヨタウォレット)とは、トヨタが発行しているキャッシュレス決済用のアプリです。(誰でも利用できます)
こちらはクレジットカードではなく、バーチャルのプリペイドカード(Mastercard)になりますが、利用すると1%のキャッシュバックがあり、モバイルSuicaチャージでも付与対象です。
トヨタウォレットへのチャージにクレジットカードが使えるため、クレカチャージと合わせてポイント2重取りが可能。
例えば、1%還元のクレジットカードでトヨタウォレットへチャージして、トヨタウォレットからモバイルSuicaへチャージすれば、合計2%の高還元率になり、ビューカードやエポスゴールドを上回る還元率を得られます。
【ここが◎】
- クレジットカードからチャージすればポイント2重取り可能
- 電子マネーiDとしても利用できる
【ここが×】
- チャージに利用できるカードはVISAかMastercardのみ
- 1%キャッシュバックはキャンペーン
- バーチャルカードのため、そのままだと実店舗では使えない
モバイルSuicaを高還元率で使う具体的な方法
続いて、JRE POINTへの登録とクレジットカード使った、より多くのポイントを獲得できるモバイルSuicaを高還元率で利用する方法について解説していきます。
【初心者向け】JRE POINTに登録し、ビックカメラSuicaカードからチャージして利用が簡単で高還元率
難しいことはしたくない、手軽で簡単な方法でポイントをゲットしてモバイルSuicaを使いたいという方は、JRE POINTへ登録してビックカメラSuicaカードでチャージするのが最も簡単でおすすめです。
事前に準備するものは下記の通りです。
【準備・用意するもの】
- JRE POINTへの登録
- ビックカメラSuicaカード
モバイルSuicaをJRE POINTへ登録したら、あとはビックカメラSuicaカードをモバイルSuicaへ登録し、必要な分だけチャージして利用するだけです。
この方法であればチャージ利用で既に1.5%のポイントが付いているため、どこで利用しても1.5%の高還元率を得られ、さらにJRE POINT加盟店や電車に乗車なら+0.5〜2%されるため簡単でお得です。
また、ビックカメラSuicaカードは本家ビューカードなので改悪されるリスクも小さく、長期間に渡って安定して1.5%還元を得られる可能性が高いのも大きなポイントです。
高還元率で使える方法であったとしても、もし改悪されてしまったらまた別の方法を模索して…と考えるのが大変ですよね。
そんなリスクも小さいので、どんな方にもおすすめの方法です。
【上級者向け】ポイント4重取り!モバイルSuicaのポイント還元率を最大4.7%まで上げる具体的な方法
※TOYOTA Walletの1%還元は、2024/3/31を持って終了します。2024/4/1以降はTOYOTA Wallet利用によるポイント付与はありません。
ここでは、「とにかく最大還元率でモバイルSuicaを使いたい」という方のために、ポイント4重取り、最大4.7%還元を得る方法を解説します。
事前に準備、用意するものは下記の通りです。
【準備・用意するもの】
- リクルートカード(他の高還元率カードでも可) ※VISAかMastercardのみ
- ANA Pay(アプリ)
- トヨタウォレット(アプリ)
- JRE POINTへの登録
以上のものを全て用意できたら、下記の通り実行すればポイント4重取り、最大4.4%還元を実現できます。
①モバイルSuicaをJRE POINTへ登録する
⇩
②リクルートカードからANA Payへチャージ(+1.2%)
⇩
③ANA Payからトヨタウォレットへチャージ(+0.5%)
⇩
④トヨタウォレットからモバイルSuicaへチャージ(+1%)
⇩
⑤モバイルSuicaを使う(JR東日本在来線に乗車、または定期券購入2%・JRE POINT加盟店で買い物0.5〜1%)(+0.5〜2%)
合計3.2〜4.7%還元(ポイント4重取り)
この方法なら、最低2.7%還元でモバイルSuicaを利用でき、さらに電車に乗車やJRE POINT加盟店なら+0.5〜2%もポイントが付くので、とにかく高還元率を求めている方におすすめです。
まとめ:JRE POINTへの登録と高還元率カードは忘れずに準備しよう
今回は、そのままだと基本還元率がないモバイルSuicaの還元率を上げる方法、おすすめのカード、ポイント4重取りするやり方、初心者でも簡単に高還元率で利用する方法などについて解説しました。
高還元率でモバイルSuicaを利用するにはチャージでポイント還元対象のカードを用意することも大事ですが、事前にJRE POINTへ登録しておくことも忘れてはいけない大切な点です。
JRE POINTへは一度登録しておけばずっと有効なので、先に登録だけは済ませておきましょう。
以下の記事では、今回紹介したトヨタウォレットからモバイルSuicaへチャージする上での詳細や注意点、その他のチャージにおすすめのカード等についても解説しているので、こちらの記事を合わせてご覧ください。
・モバイルSuicaは通常利用だとポイントは付かないが、クレカチャージやJRE POINTへ登録でポイントが付く使い方ができる
・クレジットカードなら何でもよいわけではなく、チャージでポイント付与対象外カードもある
・ビックカメラSuicaカード、リクルートカード、は高還元率でモバイルSuicaチャージができる
・JRE POINTへ登録し、ANA Pay、クレカを使えばポイント4重取り最大4.7%還元実現可能
・JRE POINTへ登録し、ビックカメラSuicaカードからチャージして利用するのが安定した高還元率を得られるため、初心者におすすめ