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目次
【重要】まずはFIRE後にやりたい事を明確にする
FIREすると、最低限生活するためのお金の悩みからは解放されますが、楽しいFIRE生活になるとは限りません。
そうならないためにも、まずはFIREしたら何がやりたいか?を考えるのが非常に重要です。
これが何もなく、ただ単に「仕事が嫌だから」「会社に行きたくないから」という理由だけでFIREを目指すと後々後悔する可能性が高まります。
何故なら、FIREすると会社員時代には考えられなかった程膨大な時間が手に入るため、最初の数か月~1年くらいは楽しくても、徐々に暇すぎる現実に耐えられなくなり、生活には困らないけど、つまらない人生になる可能性が高いからです。
ただ、中には、何もしないでずっとだらーっとした生活に飽きない方もいらっしゃいますので、そういう方であれば問題ありませんが、できれば会社員時代では実現が難しい、この膨大な時間を使ってやりたいことを見つけてください。
例えば旅行系なら、下記のようなものがあります。
- 長期で海外に滞在する
- 日本や世界一周旅行に出掛ける
- 色々な場所に引っ越す
このようなことは、長期で休暇を取るのが難しい会社員では実現できないので、FIREした後ならではのお楽しみと言えます。(一時的であれば離職中でも可能ですが)
また、やりたいことは1つだけではなく、複数持っておくのも大事です。
1つしかない状態だとそれが飽きてしまった場合、他に何もやることがなくなってしまいますが、もし複数あれば、たとえ1つのことが飽きても他にもやりたいことはまだまだあるため、暇にならず充実したFIRE生活を送れます。
FIREに必要な金額を求める

フルFIREに必要な金額は、年間支出の25倍
リタイア後に一切働かないことを想定した、フルFIREを実現するためには、年間支出の25倍の資産を用意する必要があります。
これは4%ルールと言われているもので、年間生活費の25倍の資産を作り、それを米国のインデックスファンドなどで運用して、その資産額から年間4%ずつ取り崩していけば、理論上は資産がなくなる可能性が限りなく低いというもの。(以下4%ルールと省略します)
4%ルールには、引退時の資産額の4%を取り崩す定額法と、毎年の資産額の4%を取り崩す定率法の2種類がありますが、いずれにしても自分や家族にとって最低限の年間生活費はいくら必要か?をまずは把握しておく必要があります。
ここでおすすめなのが、生活に困らない最低限の生活費で算出すること。
あれもこれも必要だからと色々生活費に含んで計算してしまうと、必要な資産額が大幅に増えてしまい、いつまで経ってもFIREできません。
最低限の生活費以外の遊びに行ったり贅沢するための金額は、FIRE後に少し働ければよいので、まずは最低限の金額で計算してみましょう。
【必要な資産額の一例】
・年間支出200万円の独身の方
⇒ 240万円×25=5,000万円
・年間支出350万円の夫婦
⇒ 350万円×25=8,750万円
・年間支出450万円の子供がいる家族
⇒ 450万円×25=1億1,250万円
サイドFIREなら半分程度の資産額で可能!
「年間支出の25倍の資産も作るのは難しい」「そんなに時間をかけたくない」という方は、資産運用の利益+好きなこと得意なことを仕事にして収入を得る、サイドFIREもおすすめです。
サイドFIREであればフルFIREよりも少ない資産額でFIREができ、さらに好き得意で程々に仕事をするので人生の幸福度も高く、自分の時間も十分とれます。
例えば、週3日程度働き、月10万円程度の収入を確保できると仮定した場合、フルFIREなら6,000万円必要ですが、サイドFIREなら半分の3,000万円で済みます。
【例:年間240万円(月20万円)必要な場合】
・サイドFIREに必要な資産額3,000万円
3,000万円×4%=年間120万円
・週3程度働き、月10万円の収入を得る ⇒ 年間120万円
合計240万円
年間支出の25倍の資産を作る方法

①支出を最適化し、余剰資金を増やす
余計なもの、なくても問題ないものになるべくお金はかけず、なるべく満足度を下げずにできる限り支出を抑えるのがポイントです。
支出を最適化するには、まずは固定費を見直すこと、そして大きな支出を見直すことが重要です。
できる限り支出を最適化し、これを継続して余剰資金を作っていきましょう。
ただし、「本当は好きだけど、節約のために仕方なく我慢する」これは幸福度を下げる原因になるためおすすめできません。
・通信費 ・光熱費 ・サブスク ・保険 ・家 ・車 ・税金
②余剰資金をNISA口座でインデックスファンドに投資する
支出を最適化してできる限りの余剰資金を作ったら、ネット証券でNISA口座と特定口座を開設し、なるべく多くの資金をインデックスファンドに積立投資をしましょう。
NISA口座は、株や投資信託の利益が一定額まで非課税になる制度です。
初心者はS&P500に連携するインデックスファンド、または全世界株式に連動するインデックスファンドを選んでおけば間違いありません。
ネット証券は店舗をもたない分、店舗型よりも手数料も安く、取扱商品も多く、いつでもスマホやPCから取引ができます。
また、最近は多くのネット証券でクレジットカードを使った積立投資も可能であり、おまけにポイントもNISA口座を開設するなら圧倒的にネット証券がおすすめです!
当ブログでは、下記の3つのネット証券をおすすめしています。
筆者のマッピーは3社とも口座を持っていますが、初心者が初めて証券口座を開設するなら、UIが非常に見やすく、初心者でも画面も操作もわかりやすいから楽天証券が特におすすめ!
また、積立投資を継続した場合、いくらになるか?の目安は下記の通りです。
<毎月5万円を積立投資した場合>
- 10年後 ⇒ 865万円
- 15年後 ⇒ 1,585万円
- 20年後 ⇒ 2,605万円
<毎月10万円を積立投資した場合>
- 10年後 ⇒ 1,731万円
- 15年後 ⇒ 3,170万円
- 20年後 ⇒ 5,209万円
<毎月15万円を積立投資した場合>
- 10年後 ⇒ 2,596万円
- 15年後 ⇒ 4,754万円
- 20年後 ⇒ 7,814万円
※全て年利7%で運用できたと仮定。(S&P500の過去30年間の平均利回りは約10%なので現実的な数字となりますが、未来を保証するものではありません)
- S&P500に連動するインデックスファンド
例:eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)、楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンドなど
- 全世界株式に連動するインデックスファンド
例:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)、楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンドなど
③副業や転職で稼ぐ力を増やし、さらに追加投資する
①と②だけでも時間をかければ経済的自由を達成できますが、さらに早くFIREを目指したい方は副業をしたり、転職して稼ぐ力を増やして、投資に回せる入金力を高めることをおすすめします。
例えば、副業で月2万円でも稼げればその分だけ追加投資に回せますし、転職で年収アップすればアップした分だけ投資に回せる金額が増えるので、資産形成のスピードが上がります。
④必要な資産額になるまで継続する
「年間支出の25倍の資産を作る方法」の①~③を実行したら、後は必要な資産額になるまでこれをずっと継続するだけです。
投資なので、途中で株価が大暴落して数十%以上も資産が目減りすることは当然ありますが、怖くなっても絶対に売ったり積立を停止してはいけません!
例えばS&P500のチャートを見てもらえればわかりますが、一時的に見れば暴落していても長期で見れば右肩上がりなのがわかります。
暴落時は安く買えるので逆にチャンスと捉え、暴騰時には大きく資産を伸ばせる可能性が高まります。
つまり、ずーっと長い期間保有していればお金は増えていく傾向にあるのです。
積立投資は最低でも10年以上は継続し、何があっても売ったり止めたりしないということを覚えておきましょう。
まとめ:やりたい事を明確にしてからハッピーなFIREを目指そう!
以上、ハッピーなFIREを実現するための基本的な考えとその方法についてお伝えしました。
FIRE目指すのはよいですが、FIREした後にやりたいことが明確になければ、つまらない苦痛なFIRE生活になってしまいます。
まずはFIREしたら何がやりたいことをしっかり考えてみてください。
そして、やりたいことがいくつも見つかったら、自分たちにとっていくら必要なのかを求め、それを目標に、節約やら投資やらを継続して資産を作っていきましょう!
・つまらない苦痛なFIREにならないためにも、FIREしたら何がやりたいかを明確にする
・やりたいことが決まったら自分たちにとって必要な資産額を求める
・資産運用の利益+好き得意な労働で稼ぐ、サイドFIREなら少ない資産額で達成可能
・支出を最適化し、できる限りインデックスファンドに投資する
・可能なら副業や転職などで収入アップを狙ってさらに追加投資する