フードデリバリー

ウーバーイーツの配達はスマホ2台持ちがベスト!?メリットとデメリットを現役配達員が解説

こんにちは、マッピーです。

「ウーバーイーツ(Uber Eats )の配達って、普段使っているスマホだけでも問題ないの?」
「配達するにはスマホ2台持ちが良いと聞いたけど、実際どうなのか知りたい」

Uber Eats (ウーバーイーツ)の配達パートナーをしている、またはこれから始めようとしている方にとって、スマホ2台持ちについて考えている方は多いのではないでしょうか?

確かに配達では便利そうだけど、2台持ちすると料金もその分高額になって負担も大きいですよね。

ただ結論から言うと、専業副業に限らずウーバーイーツ(Uber Eats )の配達をしているのであればスマホ2台持ちはおすすめです。

何故なら、故障やバッテリー切れ、通信障害などの配達中のトラブルに対処できるだけでなく、電話しながらアプリや地図を見たりなど、料金の負担以上にメリットがあるからです。

そこで本記事では、スマホ1台だけで配達するのはリスクが大きいこと、2台持ちがおすすめな具体的な理由、2台持ちによるメリットとデメリット、最後に配達に使うおすすめのスマホや回線について、現役でUber Eats 配達をしている筆者が紹介しています。

ウーバーイーツの配達(ウーバーに限らず、出前館やWoltなどでも可)でスマホ2台持ちにするか悩んでいる方は、ぜひ最後までこの記事を読んでみてください。

スマホ1台でUber Eats の配達はリスク大

普段使っているスマホ1台だけでUber Eats の配達は様々なリスクがあるためおすすめできません。

何故なら、屋外でスマホを常に使っているということは、多くのトラブルが起きる可能性があるからです。

例えば下記のようなリスクがあります。

  • 万が一落下させてしまった場合、破損する可能性(走行中・手に持っている時など)
  • 突然の雨で故障
  • バッテリー切れ
  • 真夏の猛暑時に熱暴走による動作不能(真夏)
  • 通信障害で稼働不可

雨であれば防水対応のスマホ、バッテリー切れはモバイルバッテリーがあれば対処できますが、熱暴走や利用中の落下のリスク、通信障害はどうしようもありません。

いくら気をつけていても、このようなトラブルに遭遇する可能性はゼロではないのです。

万が一業務中にスマホが壊れてしまった場合、新規にオーダーが取れないだけでなく、お客様先の情報がわからず配達不能となれば大きな迷惑をかけてしまうことになります。

また、プライベートのスマホも新たに買い直して余計な出費もかかり、バックアップを取っていなかったらデータの復旧もできず大変なことになる可能性も…。

このようにメインのスマホ1台だけでUber Eats の仕事をするのは、非常にリスクが大きいと言えるでしょう。

スマホ2台持ちがおすすめな理由

スマホ1台でのUber Eats の稼働はリスクが大きいとわかったところで、スマホ2台持ちがおすすめな理由を解説していきます。

①電話をしながらマップを見たりネットを使える

Uber Eats や出前館などのフードデリバリーの配達をしていると、場所がわからなかったり遅延の連絡などをお客さんやサポートに連絡することはあると思います。

そんな時スマホ2台あると非常に便利です。

例えば、お客さんと電話しながら下記のようなこともできます。

  • マップで場所を確認する
  • ネットで場所を調べる
  • スマホのメモ機能でメモを取る

スマホ1台ではこういった時は不便なので、2台あるとスムーズです。

②格安スマホや格安回線なら低料金で配達用スマホが持てる

「スマホ2台なら料金も2倍かかってしまうのでは?」と料金面で心配される方もいるでしょう。

しかし、2台持ちにしたから単純に料金も2倍になるとは限りません。

例えば、メインスマホを大手キャリアにしている方ならもう1台は格安SIMを使うことにより、低料金で2台目のスマホを持てます。

また、スマホ本体も激安のSIMフリースマホなら新品でも1万円台で購入できるため、10万円以上する高価なスマホに比べると圧倒的に安く済みます。

配達用のスマホですから、高価なスマホにする必要はなく、最低限動くスマホで十分です。

Uber Eatsの配達でスマホ2台持ちをするデメリット

続いて、Uber Eats や出前館の配達でスマホを2台持ちするでデメリットはどんなことがあるのか、解説していきます。

✕2台分の費用がかかる(スマホ本体・通信費)

スマホを2台持つということは、単純に2台分の費用がかかります。

前に使っていた機種を使うのであればスマホ本体代はかかりませんが、新たに購入するとなるとまずその費用がかかります。

そして、次に通信費です。

大手キャリアではなく、格安SIMを選んでも毎月1,000円弱くらいはかかるので、年間にすると12,000円前後の出費になります。

もちろん、これらの費用は仕事で使うため経費として計上はできるため節税には繋がりますが、本来であれば1台分で済むため余計な出費と言えるでしょう。

✕荷物が増え、管理が面倒

スマホ2台になるということは、それだけ荷物も増え管理も面倒になります。

特に自転車の場合、積載量も限られるので、スマホ1台増えただけでも邪魔になってしまうことも…。

また、紛失や盗難等に遇わないようメインスマホと合わせて2台分の管理をしないといけません。

例えば、コンビニでトイレを借りる場合、配達用のスマホだけでなくメインスマホも盗難等に遇わないようにしっかり見ておく必要があります。

✕メインスマホでログインできない可能性あり

Uber Eats の配達には配達用スマホを使うため、メインスマホにはUber Eats のアプリを入れていない、または入れていても一度もログインしていない場合は要注意です。

何故なら、ログイン時に登録した電話番号でSMS認証を求められる場合があるからです。

その場で2台持っていて2台とも使える状態であれば特に問題ありませんが、例えば配達用スマホが破損してしまい、メインスマホで配達しようとしても一度もログインしていなかったら、スマホがあっても配達できず大変です。

このようなことがないよう、普段からメインスマホでもUber Eats アプリにログインできる状態にしておくとよいでしょう。

Uber Eatsの配達でスマホ2台持ちをするメリット

デメリットに続き、Uber Eats の配達でスマホを2台持つメリットはどんな点があるのか解説します。

◎メインスマホが長持ちする

スマホ1台だけだと、プライベート利用も配達も全てその1台でやりくりするため、劣化するスピードは当然早くなります。

特に屋外では常に紫外線やほこりなどでスマホが晒されるので、スマホにとってダメージは大きいでしょう。

スマホ2台持ちをすれば、配達時はサブ用スマホを使えば良いのでメインスマホを痛めず結果長持ちします。

特に10万円以上するような高額なスマホはなるべく大事にしたいですよね。

◎トラブル時も対処できる

トラブルなどで万が一スマホが使えなくなった場合、2台持ちであれば対処可能です。

例えば、下記のようなトラブルに遇っても2台持ちなら安心ですね。

ただし、メインスマホにUber Eats 配達アプリや情報が何も入っていなければ意味がないので、いつでも対処できるよう、Uber Eats アプリをログインできる状態にしておき、サポートの連絡先などの情報も入れておきましょう。

  • スマホホルダーから外れ落下し、壊れてしまった
  • バッテリー切れになった
  • 通信障害で通信できなくなった

 全てメインスマホで配達を再開できる

◎バッテリー消耗を抑えられる

メインスマホでプライベートも配達も行っているとあっという間にバッテリーがなくなるだけでなく、充電回数も増えるのでバッテリーも消耗も早くなります。

しかし、スマホ2台ならプライベートと配達を完全に分けられるのでバッテリー消耗を抑えられます。

また、配達用のスマホはプライベートの利用では使わずに済むので、満充電しておけば100%の状態から配達をスタートでき、充電頻度も減らせます。

◎メインスマホのデータ通信量を抑えられる

Uber Eats の配達は常にスマホを使っているため、それなりの通信量を消費します。(フル稼働で1日200〜400MB程消費)

契約しているプランにもよりますが、例えば月3〜5GBくらいのデータ容量ではプライベートでも併用しているとあっという間になくなってしまうことも…。

通信量が上限に達すると通信制限がかかり業務に大きな影響が出るため、2台持ちで回線を別にすればデータ通信量を別々にでき、結果、メインスマホのデータ通信量を抑えられます。

◎役割が分担されるため、配達に専念できる

スマホを2台に分けるということは役割を完全に分担できるため、配達に専念できます。

スマホ1台だと、配達中にもプライベートのメールやLINEの通知が来て気を紛らす可能性がありますが、配達用のスマホがあればそのような心配はなくなります。

配達中に緊急でないLINEやメールの通知は配達効率を下げる原因にもなるため、効率を上げる意味でもスマホの2台持ちはおすすめです。

Uber Eats 配達用のおすすめスマホ

2台目におすすめのUber Eats の配達用スマホを紹介します。

こちらで紹介しているスマホは全て防水防塵に対応しており、価格も安いので、サブスマホに非常にピッタリでしょう。

arrows We(ドコモ・au・ソフトバンク)

初めに紹介するのが、ドコモ・au・ソフトバンクから2021年12月に登場したarrows Weす。※新品の参考価格9,000〜12,000円前後

各キャリアから発売されていますが、SIMフリーとなっており、新品が10,000円前後と激安で入手できます。

防水 防塵にも対応しているため悪天時も安心。

バッテリー容量も4,000mAhとそこそこですが、5.7インチでやや小型画面で持ちもよく本体も軽いので、Uber Eats の配達にピッタリのスマホです。

筆者もこちらのスマホを利用しています。

Redmi Note 10 JE XIG02(au)

Redmi Note 10 JE XIG02は、auから2021年8月に発売したシャオミ製のSIMフリースマホです。※新品の参考価格12,000円前後。

SIMフリーのため、au回線以外でも利用可能。

防水防塵に対応しているため悪天時も安心して利用できるのはもちろん、6.5インチの大画面で配達時も非常に見やすいです。

また、4,800mAhの大容量バッテリー搭載のため電池持ちもよく、頻繁に充電する必要はありません。

最新のAndroid13までアップデートにも対応し、長く使えるのも◎

Uber Eats 配達に使う、2台持ちにおすすめのサブ回線

スマホ本体に続き、配達で利用するおすすめの通信用のサブ回線を紹介します。

povo

povoはauが展開しているオンライン専用の料金プランです。

基本料は0円となっており、全く利用しなければ1円も料金はかかりません。(※最低180日間に1度課金は必要です)

使う時だけトッピングして利用するシステムなので、普段は使わず使う時だけ料金を支払いたい方におすすめ!

例えば、今月だけ稼働したい方は990円支払えば3GBを約1ヶ月間利用できる、といった具合です。

また、対象店舗でau PAY支払いするとデータボーナスがもらえるサービス(ギガ活)もあるので、こちらを活用すればほぼ料金をかけずに使うこともできます。

【トッピングの例】

  • 1GB(390円)⇨7日間利用可能
  • 3GB(990円)⇨30日間利用可能
  • 基本料0円で、利用する時だけトッピングして料金を支払えば良い
  • ギガ活を上手く利用すれば、ほぼ料金をかけずにデータ通信が可能

楽天モバイル

楽天モバイルは3Gまで1,078円、20GBまで2,178円、使い放題で3,278円(楽天回線エリアのみ)と段階制料金プランなのが特徴。

Rakuten Linkアプリを使えば通話し放題となるため、Uber Eats の配達やプライベートの利用でガンガン電話する方に特におすすめです。

また、わずか3,278円でデータ通信も使い放題になるため、たくさんデータ通信を利用される方にも最適。

  • Rakuten Linkアプリを使えば通話し放題のため、通話料を気にせず電話をかけられる
  • 3,278円支払えばデータ通信も使い放題(楽天回線エリアのみ)

LINEMO

LINEMOはソフトバンクが提供するオンライン専用プランです。

ソフトバンクが運営しているため、3GBのミニプランは990円と低料金ながら、キャリア品質の高速回線なのが特長。

格安SIMとは違い、お昼や夕方などの混雑時でも安定した高速通信が可能なため、低料金で高品質な回線を求めている方におすすめです。

  • 3GB990円と格安SIM並みの低料金ながら、キャリア品質の安定した高速通信が可能

まとめ:Uber Eats をするなら2台持ちはおすすめ!

今回は、スマホ1台でUber Eats 配達をするリスクと2台持ちがおすすめの理由、そのメリットとデメリット、おすすめのスマホや回線を紹介しました。

2台持ちすることで確かに料金の負担は増えますが、格安スマホや格安の回線を利用することで料金を大幅に下げることは可能です。

Uber Eats をするなら料金の負担以上にメリットの方が大きいため、配達されている方は本記事を参考に、ぜひ2台持ちを検討してみてはいかがでしょうか?

以下の記事では、真夏にスマホを使った時の熱暴走対策について詳しく解説しているので、暑い日でもUber Eats の配達を考えている方は、こちらの記事も合わせてチェックしてみてください。

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今回のまとめ

・スマホ1台でのUber Eats 稼働はトラブルが起きた時対処ができない

・2台持ちなら電話しながらネットができたりメモしたりできる

・2台持ちすると、2台分の費用がかかるだけでなく、管理も面倒になる

・2台持ちなら、メインスマホが長持ち、トラブル時も対処可能、データ通信量も抑えられ、配達に専念できる

・povoや楽天モバイル、LINEMOはUber Eats 用のサブ回線のおすすめ