スマートフォン

格安SIMは最悪?メリット・デメリットを含め、オススメできる人できない人の特徴を解説

✓本記事にはプロモーションが含まれています。

安いという噂の格安SIMに乗り換えようと思ってんだけど、使ったら最悪という話を聞いたよ。やめた方がいいかなぁ?
最悪だったという人もいるけど、逆に良かったという人もたくさんいるよ。なのでそれだけでは判断できないね
ホント?何で最悪と言われるのか理由を知りたいな。今使っているスマホ代が高くて…
では、格安SIMが最悪と言われる主な理由と、メリットも含めてオススメできる人できない人の特徴も解説していくよ
おっ、それは知りたい知りたい!
あれ?タヌピ、いつの間にそこに!?

目次

格安SIMのメリット・デメリット

格安SIMが最悪と言われる主な理由(デメリット)

格安SIMが最悪と言われる理由について、まずは主なデメリットから解説していきます。

×通信速度が不安定で、混雑時は非常に遅い

格安SIMは自前の回線を持っているわけではなく、NTTドコモやau、ソフトバンクなどの大手キャリアから回線を借りて運営しています。

あくまで借りているのは回線設備の一部のため、たくさんの方が大量に通信しても十分な速度が出る程の余裕はありません。

そのため、回線が空いている早朝や深夜は十分速いですが、多くの人がネットを使う、お昼時や夕方~夜にかけては混雑し速度が大幅に低下する傾向にあります。

速い時は速いが、遅い時は遅いので、1日を通して通信速度は安定しておらず、「格安SIMは遅くて最悪」と言われる原因の1つと言えるでしょう。

×実店舗が少なく、サポート面が貧弱

格安SIMは実店舗がない、またはあっても大手キャリアに比べると圧倒的に少ないのが現状です。

テナント料や人件費などの運営費が多くかかるため、格安SIMは実店舗の運営を最小限に抑えてできる限り料金を安くしています。

「わからないことがあって店で聞きたいけど、実店舗が見つからなかった。どこでも店舗のある大手キャリアの方がよかった」ということになってしまいます。

楽天モバイルは他社の格安SIMより実店舗は多いよ

×APN設定など初期設定が面倒

大手キャリアのスマホの場合、買ってきてそのままSIMカードを入れて画面の指示に従っていけば基本的に誰でもスマホを使えるようになりますが、格安SIMはSIMカードを入れただけでは通信ができないことが多く、APN設定を自力でやる必要があります。

ご家族や友人、近所で詳しい方がいれば聞いたり代わりにやってもらうこともできますが、そのような方がいない場合、頑張って自力で設定するしかありません。

格安SIMの会社から送られてくる説明書やネットで見ればやり方はわかりますが、苦手な方には見ても難しいと思われます。

大手キャリアと違ってこのような設定もしなければいけないのは、格安SIMが最悪と言われるデメリットの1つでしょう。

APN設定とは
⇒ スマートフォンをインターネットに接続するための、スマホ本体側の初期設定のこと

×LINEのID検索ができないことがある

一部を除き、多くの格安SIMではLINEのID検索はできません。

LINEのIDを使って友達検索できる便利な機能ですが、利用するには年齢認証する必要があり、多くの格安SIMではこの機能に対応していないためです。

ただし、裏技として格安SIMに乗り換える前に年齢認証を済ませておけば、スマホの機種が変わらない限り引き続きID検索は利用可能です。

【LINEのID検索に対応している格安SIM会社の一例】

  • mineo(マイネオ)
  • IIJmio
  • イオンモバイル
  • ワイモバイル
  • UQモバイル
  • LINEMO
  • 楽天モバイル

×支払い方法の選択肢が少ない

格安SIMは基本的にクレジットカード一択の場合が多く、他の支払い方法に対応している会社はまだまだ少ないのが現状です。

クレジットカードを持っていない方、持てない方、持ちたくない方が格安SIMに乗り換えを検討した場合、「クレカしか使えない、最悪」といったことになりかねません。

大手キャリアであれば口座振替、コンビニ払い、キャリア決済など様々な支払いができるので、それに比べると不便だと感じてしまうのではないでしょうか。

ひとまずクレカは1枚持っておいた方がいいよね

×キャリア独自のサービスが使えない

格安SIMは大手キャリアではないため、当然ながらキャリア独自のサービスは使えません。

例えば、キャリアメール・店舗サービス・電話かけ放題プラン・クラウドストレージサービス等など。

キャリア独自サービスが必須な方が安さだけを見て格安SIMに乗り換えた場合、後悔する可能性が高いでしょう。

格安SIMのメリット

デメリットだけ見た場合、格安SIMは最悪と言われてしまうのは仕方ないかもしれません。しかし、格安SIMにはそれ以上に多くのメリットも存在します。

それについても解説します。

◎大手キャリアより料金が安い

格安SIMの一番の特長はなんといっても料金の安さが挙げられます。

大手キャリアと格安SIMの主な料金プランは下記の通りです。

※参考にここでは3GBまでの料金プランのみを載せています。(全て税込み)

プラン名 料金(~1GB) 料金(~3GB)
NTTドコモ eximo 4,565円 5,665円
au スマホミニプラン+5G/4G 4,708円 6,358円
楽天モバイル Rakuten最強プラン 968円 968円
日本通信SIM 合理的シンプル290プラン 290円 730円
NURO Mobile VSプラン3GB 792円 792円
うわー、こう見ると料金がぜんぜん違うね!
ちなみに楽天モバイルはRakuten Linkアプリからだと無料でかけ放題だから、電話をたくさんする人はお得だよ

◎料金プランがシンプルでわかりやすい

大手キャリアに比べ、格安SIMの料金プランはシンプルでわかりやすいことが多いです。

基本的に大手キャリアの料金プランは名称を聞いただけではどういうサービスでどのくらい使えるのか判断できませんが、格安SIMは種類が少なくとっつきやすいのが特長です。

【料金プランの例】

  • NTTドコモ
    ⇒ eximoポイ活、eximo、ahamo、irumoの4種類でサービスも違い、さらにギガ数に応じて料金も異なる
  • ソフトバンク
    ⇒ ペイトク無制限、メリハリ無制限+、ミニフィットプラン+、スマホデビュープラン+でサービスも異なる
  • 楽天モバイル
    ⇒ 
    Rakuten最強プランのみ(利用したギガ数に応じて料金が変動)
  • 日本通信SIM
    ⇒ 合理的シンプル290プラン、合理的みんなのプラン、合理的50GBプランの3種類のみ(違いは利用できるギガ数と無料通話の有無のみ)
eximoポイ活?メリハリ無制限+?プラン名だけ聞いてもよくわからないな
楽天モバイルは1プランのみだし、日本通信SIMもみんなのプラン以外はギガ数が書いてあるからなんとなく想像できるよね

◎ライトユーザー向けのプランが充実している

大手キャリアより料金が安いで比較表を載せていますが、格安SIMには3GB以下のプランが充実している会社が多くあります。

どこの格安SIMを選んでも3GB以下であれば1,000円前後で使えるものが多く、あまりデータ通信を使わないライトユーザーのお財布にはとても優しいと言えます。

◎大手キャリアのスマホをそのまま使える

つい数年前までは大手キャリアから販売されているスマホにはSIMロックがかかっており、このSIMロックを解除しない限り、基本的に他社では使えない仕様でした。

  • 例:ドコモのスマホを解約 ⇒ そのスマホはドコモ以外では基本的に使えない

ただし、2021年10月1日以降に発売されたスマホにはSIMロックがかかっていないため、そのまま他社でも利用可能です。

例えば、ソフトバンクで買ったスマホをそのまま格安SIMで使う、ということも問題なくできます。

筆者のマッピーもソフトバンクで機種だけ買いましたが、それを楽天モバイルや日本通信SIMで問題なく使っています。

◎店舗に行く必要がなく、ほぼネットで完結できる

店舗に行くのが煩わしい方にとって、ネットだけでいつでも完結できるのは大きなメリットです。

  • 24時間いつでもどこでも手続きでき、SIMカードも郵送で届くので自宅にいるだけでスマホが使えるようになる
  • 店舗に行くまでの時間や交通費を削減できる
  • 対面で人と話す必要がない

格安SIMをオススメできる人・できない人

オススメできない人の特徴

安定した高速の通信速度を重視している人

常に安定した高速通信を求めている方は、格安SIMをオススメできません。

大手キャリアから回線を借りている以上、混雑時はどうしても遅くなるのが格安SIMです。

混雑時に通信速度を求めている方は大手キャリアが安心です。

安さも通信速度も重視したい人は、LINEMOやワイモバイルなど、大手キャリアのサブブランドがオススメ

ネットで手続きや端末の設定等ができない人

自力でインターネットから手続きをしたり、端末の設定ができない方は格安SIMをやめておいた方が無難です。

多くの格安SIMは実店舗でやってもらうということが一部を除き難しいため、自力で手続きや設定できることが条件です。

不慣れな方は大手キャリアにしておいた方が安心できます。

トラブル時に自力で解決できない人

これも手続きや設定と同じく、トラブル時に自力で解決ができない方も格安SIMは向きません。

例えば

  • LINEの通知が届かなくなったけど、どうしたらいいかわからない
  • 今まで使っていたアプリが急に使えなくなった
  • 電話の音量が小さくなってしまい、大きくする方法がわからない

等など、挙げたらきりがありません。

このようなトラブル時に大手キャリアであれば店舗に行けば対応してもらえる(有料の場合もある)可能性は高いですが、格安SIMは基本的に自力で解決するしかありません。(メールや電話のサポートくらいはありますが)

そのため、スマホに不慣れな方が格安SIMを契約するのがやめておきましょう。

わからないことあっても、ネットで調べれば大抵のことはわかるから、自分で調べられれば大丈夫そうだね
タヌピはネットで検索するの得意なので、ここは問題なし

キャリアメールが必須な人

昔と比べだいぶ減りましたが、まだまだキャリアメールが手放せない方も多いのではないでしょうか。

楽天モバイルなどの一部の格安SIMではキャリアメールが使えるサービスはありますが、キャリアメールは基本的に大手キャリアのみです。

キャリアメールが必須な方は大手キャリアのままにしておきましょう。

クレジットカードを持っていない人

一部を除き、多くの格安SIMでは料金の支払いはクレジットカード必須です。(プリペイドカードやデビットカードも使える会社も一部あり)

クレジットカードを持っていない、今後も持たない方は選べる格安SIMも限られてくるためオススメできません。

大手キャリア以外は安心できないという人

「格安SIMはちょっと怪しい!」
「やっぱり安心の大手キャリアが良い」

という方は無理に格安SIMを検討せず、大手キャリアのままが良いでしょう。

オススメできる人の特徴

✓とにかく月額料金を安くしたい人

格安SIMは料金の安さが一番の特長です。

通信速度やサポートよりもとにかく「安さ重視」という方は圧倒的にオススメです。

✓キャリア独自のサービスは不要な人

キャリア独自のサービスは使わないという方も、格安SIMはオススメです。

独自サービスが不要であれば、わざわざ大手キャリアに拘る必要がありません。

✓通信速度はそこまで重視しない・混雑時にあまり使わない人

通信速度はそこまで重視していない方、またはある程度重視するけど、お昼や夕方~夜などの混雑時にスマホはあまり使わないという方に良いでしょう。

ひとまず使えれば十分というような方には、格安SIMは良い選択になります。

ちなみに格安SIMだからエリアが狭くなるということはなく、大手キャリアと全く一緒なので安心してね

✓WiFiメインの方

回線の通信はあまり使わず、ほぼWiFiメインの方にも格安SIMはオススメです。

日本通信SIMなどの激安の格安SIMであれば、より料金を抑えられるため、月数百円程度の金額でスマホ回線を維持可能です。

✓リテラシーがあり、ほぼ自己完結できる人

ITリテラシーが高く、ほぼ自己完結できる方は料金が抑えられる格安SIMはとても良い選択です。

契約もトラブル時も全て自己完結できるので、店舗でのサポートは不要ですし、付帯サービスが少なく料金が安い格安SIMが向いていると言えます。

✓スマホを2台持ちしたい人

仕事で使う、プライベートでも2台で使い分ける、という方は2台目の料金を抑えられる格安SIMがよいでしょう。

2台とも大手キャリアだとかなり高額になってしまいますが、もう1台を格安SIMにすることにより、料金を大幅に下げることが可能です。

オススメの格安SIM4選

ここでは、格安SIMでも特にオススメの格安SIMを紹介します。

楽天モバイル

料金プランが1つで、非常にシンプルでわかりやすい。ライトユーザーもヘビーユーザーも大手キャリアに比べると低料金。

特にデータ使い放題で3,278円は他社より圧倒的に安く、契約手数料もかからず解約ペナルティもなし。

Rakuten Linkアプリからなら無料で通話し放題、海外データも2GBまで手続き不要で無料、楽天市場で+4%UPなど他のメリットも多数あり。

 

NURO Mobile

3GB792円は日本通信SIMに次いで安く、5GB990円(さらに3か月ごとにデータ容量プレゼント)も激安。

そして、高品質データ通信を売りにしたNEOプランも用意されており、データ容量も通信速度も重視される方にもオススメ!

さらに、利用開始月は基本料金0円になるサービスもあり。

 

povo2.0

基本料金0円でau回線を維持可能。

必要な時だけトッピング(例えば3GB990円、1GB7日間390円など)をしてデータ容量を購入するスタイルなので、普段はあまり使わないけど、使うときはトコトン使うという方に向いています。

また、0円で維持する場合、128kbpsと非常に低速で満足のいく通信はできないものの、LINEやメール、オフラインのマップをナビ代わりにするくらいであればなんとか利用可能。

ただし、ずっと0円では維持できず、最低半年に1度のトッピング(通常の最安は250円)は必要になりますが、それでも激安で回線が持てます。

契約事務手数料もかからないのでサブ回線にもピッタリです。

 

povoを最安運用する方法とは?半年間250円~で維持するやり方を解説基本料0円のpovoを最安運用する方法とは?通常なら180日間330円必要だが、18円で運用できる裏技を注意点も含めて解説。最安維持するメリットとデメリット、そして最安運用でも快適に使える方法も紹介。...

日本通信SIM

プランはシンプルに3つのみで、1GB290円、20GB1,390円(無料通話付き)、50GB2,178円(無料通話付き)は業界最安水準。

万が一データ容量が不足した場合、1GBあたり220円で追加できるので、2GBなら510円、3GBでも730円という低料金で済みのも特長です。

日本通信SIMの難点はキャンペーンなどは一切しておらず、必ず契約事務手数料がかかる点ですが、契約事務手数料よりも安いスターターパックを購入することにより、初期費用を抑えることが可能です。

スターターパックは楽天市場などで購入でき、楽天ポイントも付くので買うなら楽天市場での購入がおすすめ!

 

楽天市場で最安を確認する公式サイトをみる

格安の「日本通信SIM」気になる速度は?メリットデメリット含め使用感をレビュー格安の日本通信SIMの使用感をレビュー。速い?遅い?気になる速度は?安さ以外にメリットやデメリットはあるのか。契約までの流れを含めて解説。...

まとめ:格安SIMが最悪かどうかは人による。サポート不要で料金重視なら圧倒的にオススメ!

今回は、格安SIMが最悪と言われる理由(デメリット)とメリット、オススメできる人できない人の特徴、格安SIMの中でも特にオススメの会社について解説しました。

格安SIMが最悪と言われる主な理由に、通信速度が安定しないことや、サポート面が貧弱などがありますが、大手キャリアに比べ料金が大幅に安いのは格安SIMならではのメリットでしょう。

通信速度よりもとにかく安さ重視で、全て自分でできる方は格安SIMを、多少料金を支払ってでもいつでも安定した高速通信を求めている、サポートも充実していることを重視される方は大手キャリアがオススメです。

どちらを重視するかは人それぞれなので、本記事を参考にして自分に合った通信会社を選んでみてください。

格安SIMといっても特徴は各社それぞれ。どこがベストなのかしっかり見極めよう
今回のまとめ

・格安SIMが最悪と言われる主な理由は、通信速度が不安定、実店舗が少なくサポートが貧弱、初期設定が面倒、LINEのID検索不可、支払い方法が少ない、キャリア独自サービスが使えないなどが挙げられる

・格安SIMのメリットは、プランもシンプルで料金も安く、ライトユーザー向けプランが充実している、全てネットで完結、大手キャリアのスマホがそのまま使えるなどがある

・いつでも安定した高速通信やサポート面を重視する方は大手キャリアが良い

・通信速度よりも料金の安さを重視で、サポートも不要な方は格安SIMが良い